読売新聞が医療情報サイトをオープン、検索にはASPサービスを採用

ASP型の検索サービスを導入し、読者が記事を探しやすくした。

» 2009年10月29日 09時34分 公開
[ITmedia]

 読売新聞社は10月29日、医療および介護などを扱う健康情報サイト「yomi.Dr.(ヨミドクター)」をオープンした。サイト内にはASP型の検索サービスを導入した。

「医療の読売」を生かすというヨミドクター

 検索サービスとして導入したのはアクセラテクノロジが提供する「Accela BizSearch ASP」。読者が思いついた病名、症状、医療機関名などを手掛かりに、過去記事などから情報を引き出せることを重視した。

 読売新聞は導入にあたり、記事公開後に訂正などによって更新しても、最初に公開した日付で整理できることを要件の1つとして位置付けた。Accela BizSearch ASPは、一定のフォーマットで書かれた記事の中から、日付をはじめとした数値情報を読み込み、それをもとに情報を整理できるようにしている。

 サイトと検索画面のデザインの統一性も重視している。スタイルシートや運用管理画面の色設定パレットなどを使うことで、プログラミングなしで検索画面を設計できる機能を活用した。今回はAccela BizSearch ASPの月額9450円のプランを採用した。

 読売新聞社は、これまで4700回を超える連載「医療ルネサンス」など医療系の情報に強みを持っており、そうした記事や調査データを再編集し、ニュース、ブログ記事などを加えて新サイトを運営する。

 ヨミドクターでは、広告のほか、読売新聞購読者向けは月額210円、それ以外の読者向けには420円からという有料コンテンツを交えることで、収益確保を図る考えだ。

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