歴史にif(もしも)は禁物だが、考えると面白いことが多い。永井孝尚氏「永井孝尚のMM21」の「もしイエス・キリストのメッセージが、時代を超えてブログで届いたら....」も、そんな話題の1つだ。コメントで寄せられていた意見も考えさせられる。
それと比べると、さまざま方法で情報発信ができる時代になった。旬なのはTwitterだが、アメーバブログ(アメブロ)などを展開するサイバーエージェントも新たに「Amebaなう」を開始した。
ブロガー | ブログ | Amebaなうを使ってみた |
---|---|---|
岩永慎一氏 | 「THE SHOW MUST GO ON」 | Amebaなう のアカウントを取ってみた |
大木豊成氏 | 「走れ!プロジェクトマネージャー!」 | Amebaなうを使い始めるとTwitterのTLが増える? |
坂本英樹氏 | 「坂本英樹の繋いで稼ぐBtoBマーケティング」 | アメーバなう で早くもワーム騒ぎに見る、思考停止社会、日本の危険性 |
吉川日出行氏 | 「ナレッジ!?情報共有・・・永遠の課題への挑戦」 | ミニブログサービスごとにペルソナを使い分ける時代 |
Amebaなうは、名称に「なう」を付けるところなど、一見Twitterのようでありながら、ベクトルが違うものであるとオルタナブロガー諸氏は指摘している。要するに、岩永慎一氏いわく「完全更地の上でみんなが勝手にやってる」Twitterと異なり、Amebaなうは芸能人・有名人という客寄せパンダが用意されているというのだ。実際Amebaのマイページには、「あの芸能人の“今”がわかる!」というバナーが貼られている。
Twitterも著名人のつぶやきから広がった部分はあるが、Amebaなうはそれを前面に押し出したサービスなのだ。従って、大木豊成氏のように「IT業界の人とか、ビジネスマンの人といった切り口で探したい」人には、使いづらい感は否めない。
吉川日出行氏は、「Twitterも含めたミニブログサービスごとに人格を使い分ける、つまり並立する人が増えるのではないか」という予測を立てている。現在は大木豊成氏も書いた、AmebaなうについてTwitterで意見交換が行われるという現象もあるようだ。
また岩永慎一氏は、Amebaなうの競合相手はTwitterではなくアメブロではないか、と推察する。Amebaなうはどうなっていくのか、しばらく様子を見てみたい。
ソーシャルメディアのビジネス活用時に注意すべきことを、吉川日出行氏がにわかソーシャルメディアコンサルタントにはご注意で提示してくれた。確かに、言葉を換えただけで巧みに近寄ってくるワナには注意した方がいいだろう。どのようなサービスであれうまく活用すれば成功するが、ただやるだけでは失敗する可能性が高い。
吉川日出行氏のTwitter研究会での発表資料は、企業の中でTwitterを活用したい人の参考になる。
気になったのは、大木豊成氏「走れ!プロジェクトマネージャー!」のTwitterコンタクトセンター登場!?だ。Twitterを使った新しいマーケティングの形になるのかもしれないと感じた。
先に取り上げたBitDefenderのブロガー・ミーティングの様子は、何人かのオルタナブロガーがTwitterで中継した。大木豊成氏はiPhoneでUstreamを使って配信してみたによると、動画配信も試みたようだ。簡単にできたが「iPhoneの本体が熱くなってくること」が気になった模様。それだけリソースを使うのだろう。ブロガー・ミーティングとは別に、佐々木康彦氏「平凡でもフルーツでもなく、、、」のiPhone3Gでも「Ustream Live Broadcaster」は動画生中継が出来るの知ってましたか?でも、iPhoneでの動画配信について取り上げられている。
そのiPhoneは、ITmedia海外速報部・佐藤由紀子氏「海外速報部ログ」のiPhoneは次のモデルでマルチタスクに(か?)によると、次期モデルでマルチタスク対応になるという噂がある。もしこれが実現すれば、使い勝手はかなりアップするだろう。
しかし、iPhoneが好きになれない人もいる。宮沢純一氏「無事今日も終了です」は、iPhone=iPod touch+ポケットwifi? その1 元々の経緯で、iPhoneを「電話として見ることができない」と告白する。
通話は携帯電話でこと足りるが、メールを打つのはつらい。そんなとき友人がiPhoneでメール処理をする様子を見た宮沢純一氏は、がく然とする。メール処理においてはiPhoneは便利そうに見えたというのだ。そこで宮沢純一氏が出した結論は面白い。この項は17日以降にも続けて書かれているので、ぜひ読んでほしい。
オルタナブロガーは今週もまた、いろいろなiPhoneアプリを紹介した。
ブロガー | ブログ | オモシロiPhoneアプリの紹介 |
---|---|---|
斉藤徹氏 | 「in the looop」 | AR(拡張現実)iPhoneアプリのまとめ (全24アプリ) |
佐々木康彦氏 | 「平凡でもフルーツでもなく、、、」 | GrooveMakerこれまた強力なダンスグルーブを作り出してくれるソフトがiPhoneアプリとして登場しててのけぞった! |
松尾公也氏 | 「CloseBox and OpenPod」 | ユードーが現在開発中のシンセアプリがすごい件 |
特に、斉藤徹氏「in the looop」のAR(拡張現実)iPhoneアプリのまとめ (全24アプリ)は注目だ。さらに斉藤徹氏のアプリが早くも2万本を超えたAndroid。iPhoneとの多面的な比較分析で、後発のAndroidアプリが、急速な伸びを示していることを紹介。2010年は斉藤徹氏が指摘するように、iPhoneアプリの優位性が覆され、Androidアプリの逆転となる日が来るのだろうか。
斉藤徹氏はGoogle Phoneについても、 【速報】Google Phoneは近日発表か。現時点でのスペックまとめ、Google Phone 続々と噂や写真が (昨日記事へのリンクです)、【緊急速報】GooglePhone発売は早ければ1/5,ネットでのダイレクト販売と情報を追いかけている。
果たして2010年の携帯電話事情はどうなっていくのか。目を離すことができそうにない。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.