コラム
» 2010年02月16日 14時52分 UPDATE

Microsoft、「Windows Phone 7 Series」のパーソナル性を強調

ビジネス志向で知られるMicrosoftだが、次世代モバイルOS「Windows Phone 7 Series」では、徹底的に個人志向を強調した。

[Nathan Eddy,eWEEK]
eWEEK

 スペインのバルセロナで開催のMobile World Congress(MWC)の基調講演で、米Microsoftのスティーブ・バルマーCEOは登壇後すぐさま、「Windows Mobile」OSのアップグレード版となる「Windows Phone 7 Series」について、これはエンドユーザーと携帯端末を結び付ける新たな手段であると宣伝した。多数のハードウェアパートナーとキャリアパートナーならびに同OSのリリース時期(2010年クリスマス)を明らかにして、バルマー氏は新OSの正式発表を締めくくった。同社でWindows Phoneを担当するジョー・ベルフィオーレ副社長は、同OSの特徴と機能を紹介するデモを行った。ビジネス志向で知られる同社が、今回は徹底的に個人志向を強調したのが意外に感じられた。

 ベルフィオーレ氏は、コンシューマーが携帯端末を操作する理想的な形態を説明するのに、「親密」「独自性」「個性」という言葉を何度も繰り返した。さらに同氏は「携帯電話はPCではなく、それゆえPCのように扱うべきものではない」と繰り返し強調した。「われわれはデザインの原点に立ち返り、新しい独自のユーザーエクスペリエンスを編み出そうと考えた。エンドユーザーにフォーカスした携帯電話、ユーザーの個性とニーズを反映した携帯電話を実現しようと思ったのだ」(同氏)

 「系統的でタスク中心型のOS、情報とアプリケーションを整理しやすいOSの開発を目指した」とベルフィオーレ氏は説明した。同氏は「ユーザーの複雑な生活に基づいてユニークで個性的なものを生み出す最先端の携帯電話」の開発について語った。その後で行われたデモにおいても「パーソナル」と「ソーシャル」に焦点が当てられ、ユーザーが友人や家族と音楽、写真、動画を共有するための統合環境が披露された。

 「ユーザーが環境の中心に位置し、個々のアプリケーションの枠にとらわれないような洗練されたデザインを目指した」と同氏は友人の写真をスクロールしながら語った。「携帯電話を使うことが、快適で楽しいエクスペリエンスであり、使っていて笑顔が浮かんでくるような自己表現であるべきだ」

 ベルフィオーレ氏は技術的な話題(サブピクセルポジショニング技術など)にも踏み込む一方で、Windows Phone 7のプロダクティビティ機能も紹介したが、最も強調されたのは、ソーシャル接続機能とロケーションベースのサービスだった。Officeハブ機能については「Officeはメモを取ったりするのに重宝する。生産性の向上を目指す人々にとっては素晴らしい機能だ」と同氏は説明した。

 「特に注目してもらいたいのは、ユーザーの個性が携帯電話に反映される洗練されたデザインだ。これは従来とはまったく異なるタイプの携帯電話だ。使いやすくて心地の良い斬新な製品を目指した」と同氏は締めくくった。

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