Webサイトの改ざんを確認できるサービス、リンクらが提供

リンクとATワークスは、Webサイトの更新状態を確認することで改ざんの有無を発見できるサービスを開始した。

» 2010年05月19日 20時09分 公開
[ITmedia]

 リンクとエーティーワークスは5月19日、Webサイトの改ざんを発見する「改竄チェッカー」サービスをリニューアルし、同日から提供を開始した。インフォリスクマネージが提供するWebサイトの改ざん被害調査サービスとも組み合わせて提供する。

 従来の改竄チェッカーは、Webサイト内でファイルが追加、更新、削除されると、Webサイト管理者や更新担当者にメールで通知する。リニューアルでは、新たにWebブラウザで利用できる管理機能を追加した。

 Webサイト管理者や更新担当者は、通知メールを受信すると管理用サイトにアクセスして、自ら行った作業記録を削除する。削除されなかった記録は、第三者によって行われたものである可能性が高く、これによりWebサイト管理者や更新担当者はWebサイトが改ざんにあったかを判断できるようになる。通知メールは最短10分間隔で配信されるため、Webサイト管理者や更新担当者が改ざんの事実を迅速に把握できる。

 改竄チェッカーでは、特定のスクリプトやコードに依存しないシステムを利用しているといい、Gumblar攻撃のような幾つもの手法が存在する改ざん攻撃に対して有効性が高いとしている。

 利用料金は、初期費用が1万500円、月額費用が7350円(1ドメインまで、2ドメイン以上は追加1ドメイン当たり月額1050円が加算)。20ユーザーまで登録できる。

 インフォリスクマネージのサービスと改竄チェッカーを組み合わせたサービスは、「Gumblar Watch」の名称で提供。利用料金は初期費用が52万5000円から(1ドメイン)、月額費用が7350円(同)となっている。

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