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» 2010年06月29日 13時46分 UPDATE

CentOSの一括保守を――ユニアデックスとミラクルが協業

ユニアデックスとミラクル・リナックスは、CentOSに関するハードウエア/ソフトウエア一括保守サービスで協業を発表した。ハードウェアまで含めた一括保守は国内初であるとしている。

[西尾泰三,ITmedia]

 ユニアデックスとミラクル・リナックスは2010年6月29日、「CentOS」に関するハードウエア/ソフトウエア一括保守サービスで協業を発表した。

 CentOSは、商用Linuxデュストリビューション「Red Hat Enterprise Linux(RHEL)」からライセンスの必要なアプリケーションを除外するとともに、Red Hat関係の商標を書き換えたもので、一般に“クローン”と呼ばれる互換ディストリビューション。Linuxの運用経験やコストとの兼ね合いから、RHELではなくCentOSを選択するユーザーも少なくない。ただし、CentOSに対するサポートが必要となった場合、技術支援の依頼先がないことなどに不安を感じるユーザーも存在している。

 今回の発表は、IBM x86サーバ(IBM System x、IBM BladeCenter)とCentOSに対する導入および一括保守サービスをユニアデックスが行い、ミラクルはその後方支援を行うというもの。IBM x86サーバ上であれば物理/仮想を問わず(仮想環境はVMware vSphere 4)サポートするとしている。ソフトウエア保守料金は、CentOSと同等機能を有するほかのソフトウエア(RHELを想定しているとみられる)を採用した場合の最大60%に抑えられるとしている。

 ミラクル・リナックスはCentOSのサポートを2009年1月から開始しており、2009年2月には日本HPもCentOSのサポートを表明している。IBMは明確にCentOSのサポートを表明しているわけではないため、ユニアデックスがIBM製品を販売・保守することに強いコミットを示したものといえる。また、顧客への提案で他社との競争優位性を得たいという狙いも見て取れる。広義ではIBMのパートナービジネスにミラクル・リナックスが参画してきたということもできよう。

 Gartnerが最近発表した2010年第1四半期の世界サーバ市場は、前年同期比で6%増加しており、x86サーバ、特にブレードサーバが出荷台数、売上高ともに成長が著しいが、IBMは売上高シェアでHPに首位を明け渡している。IDC Japanが発表している2010年第1四半期の国内サーバ市場でも富士通に次ぐシェアを持つ日本IBMだが、NECが肉薄している。

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