Opera、初のWebM対応ブラウザ「Opera 10.60」の正式版をリリース

AVGのウイルス対策サービスを組み込むことで、セキュリティ面も強化した。

» 2010年07月02日 09時18分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 ノルウェーのOpera Softwareは7月1日(現地時間)、デスクトップ向けWebブラウザの最新版「Opera 10.60」の正式版をリリースしたと発表した。Windows、Mac、Linux版をOperaのページから無料でダウンロードできる。

 6月のβ版リリースの段階で発表されていたように、JavaScriptエンジンの性能強化により、旧版(バージョン10.54)より50%以上の高速化を実現した。新機能としては、米Googleが中心となって推進するHTML5対応のオープンなビデオフォーマット「WebM」に対応し、位置情報通知機能を備え、HTML5のAppCache(Webアプリのオフライン利用を可能にする)とWeb Workers(マルチスレッド処理を可能にする)に対応した。そのほか、検索機能にオートサジェストを追加し、タブやメニューボタンなどのユーザーインタフェースにも改良を加えた。

opera

 また、オランダのウイルス対策ソフト企業AVG Technologiesのマルウェア対策システムとフィッシング防御システムを組み込むことでセキュリティ面を強化した。最新のWeb脅威情報をリアルタイムで提供することで、マルウェアに感染する恐れのあるWebサイトからユーザーを保護する。

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