在宅勤務の向き不向きオルタナブログ通信(2/3 ページ)

» 2011年05月27日 18時30分 公開
[森川拓男,ITmedia]

新人ブロガー続々

 今回の「オルタナブログ通信」は、5月12〜18日にかけて「オルタナティブ・ブログ」へ投稿されたエントリーの中から、「在宅勤務」「Windowsケータイ」「電子書籍」といったテーマを紹介する。読者がオルタナティブ・ブログを読む際の参考にしてほしい。

 それでは、5月12〜18日を5月2週とした、過去8週分のオルタナティブ・ブログへの投稿状況グラフを見ていただきたい。

5月12日〜5月18日を最新としたオルタナティブ・ブログのステータス

 ここのところ200を割り込んでいたエントリー総数が、久しぶりに大台を超えた。その原動力の1つになったのは、この期間にオルタナブロガーとなった次の2人だ。これからの投稿にも注目したい。

デビュー ブロガー ブログ
5/12 空野正輝氏 ネットバー
5/18 加藤健氏 ソーシャル&リアルの世界

 全エントリーのキーワードランキングにも、変化があった。

順位 キーワード(カテゴリー) エントリー数 先週順位
1 ビジネス 58 ↑(2)
2 社会 51 ↓(1)
3 イベント 43 ↓(2)
4 ストリーミング・動画 25 ↑(5)
5 ソーシャルメディア 21 ↑(7)
6 Twitter 17 →(6)
7 書評・本 16 ↓(4)
8 モバイル 15 ↑(11)
9 雑感 13 ↑(13)
テクノロジー 13 →(9)

 震災以降ほぼ1位だった「社会」が2位へ後退、「ビジネス」が首位に立った。そして、「社会」の中でも、震災に関する比率はかなり低くなり、オルタナティブ・ブログ的には、かなり日常が戻ってきたことを表している。「イベント」が3位に入ったのもそうだ。そのあおりを受けて「書評・本」などが順位を下げたが、エントリー数自体はそんなに変化がない。今後の動向に注目したい。なお、ベスト10以下には、11位に「マーケティング」(11)、12位に「音楽」(10)……と続いている。

 それでは5月12〜18日にオルタナブロガーがどのような話題を取り上げたのか、振り返ってみよう。

在宅勤務を考える

 環境を変えることは、スイッチを入れるトリガーにもなるだろう。むしろ、自分自身のスイッチのオンオフのコントロールができないようであれば、在宅であろうが、職場での勤務であろうが、効率うんぬんの話にはならないだろう。

 自分自身のスイッチを見つけて、コントロールする能力 〜在宅でも職場でも〜:Godspeedな生活


 原発事故の影響で節電が求められる中、対応策の1つとして「在宅勤務」が挙げられている。しかし、日本のビジネススタイルでは、在宅勤務は難しいような気がする。実際はどうなのだろうか。オルタナブロガーも、さまざまな視点で考察している。

ブロガー ブログ 在宅勤務できるかな?
稲川卓治氏 Godspeedな生活 自分自身のスイッチを見つけて、コントロールする能力 〜在宅でも職場でも〜
上田修子氏 実践!SixDegree 在宅勤務を成功させる3つのポイント
大木豊成氏 走れ!プロジェクトマネージャー! 在宅勤務がむずかしい、と考えている方へ
在宅勤務の落とし穴
佐藤由紀子氏 海外速報部ログ 在宅勤務の向き不向き
永井孝尚氏 永井孝尚のMM21 在宅勤務で、仕事の生産性が大きく向上する
松井真吾氏 IT向上化計画 ノマドワークキングを導入する前にIT管理者が知っておきたい5つの罠

 以上が5月18日までに書かれたエントリーだが、これ以降にも同じテーマで複数のブログが書かれているので、合わせて読んで欲しい。オルタナブログサイドメニューに表示される「Special オルタナトーク」の現在のお題にもなっている。

 稲川卓治氏「Godspeedな生活」の自分自身のスイッチを見つけて、コントロールする能力 〜在宅でも職場でも〜では、「自宅で本を読むより、スタバなどコーヒー屋さんで読んだ方がなんだかよいこともある。ときには、図書館で籠った方がすいすい進むこともある」という事例を紹介した上で、「環境を変えることは、スイッチを入れるトリガーにもなる」と指摘。「むしろ、自分自身のスイッチのオンオフのコントロールができないようであれば、在宅であろうが、職場での勤務であろうが、効率うんぬんの話にはならない」と断じている。

 確かに、大木豊成氏「走れ!プロジェクトマネージャー!」の在宅勤務の落とし穴にあるように、「在宅勤務で一番大事なことは自己管理」である。そこで向き不向きが出る。大木氏のように、「特に自分に甘いので、在宅勤務は向いていない」と自己分析できるならいいが、なかなかそうはいかないものだ。逆に佐藤由紀子氏「海外速報部ログ」は在宅勤務の向き不向きで、「私は在宅勤務向き」と分析している。問題は「向き過ぎてほとんどひきこもりになっているところ」、「今後改善の余地がある」らしい。

 これから、節電などの理由で在宅勤務を選択する人も増えるかもしれない。オルタナブロガーの意見も参考にしながら、効率的に過ごしたいものだ。

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