2年ぶりのアップデートとなる「Final Cut Pro X」は64ビット版で、バックグラウンドレンダリングなど多数の新機能が搭載された。
米Appleは6月21日(現地時間)、プロ向けの動画編集ソフト「Final Cut Pro X」をオンラインストア「Mac App Store」で発売したと発表した。価格は299.99ドル。日本でもMac App Storeからダウンロード購入が可能だ。日本での価格は3万5000円。
2009年7月発売のバージョン7から約2年ぶりのアップデートとなる同アプリは、64ビット版で完全に基礎から再設計されている。マルチコアをサポートし、バックグラウンドレンダリング、AVCHDやH.264を含む多くのフォーマットや4k(4096×3072)の高精細動画のサポートなど、多数の新機能が追加された。
また同日、Final Cut Pro Xをサポートする2つのアプリ、モーショングラフィックス作成ソフトの新版「Motion 5」と動画圧縮ツールの新版「Compressor 4」も発売になった。これらのソフトはそれぞれ49.99ドル(日本では5800円)で、Mac App Storeで販売している。
なお、発表文には明記されていないが、「Final Cut Express」「Final Cut Server」「Final Cut Studio」は販売終了になるようだ。少なくともMac App Storeでは販売していない。
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