HPとBestBuyのオンラインショップでTouchPadが99.99ドルに

HPの公式オンラインショップで、7月の発売当初は499.99ドルだった16Gバイト版のTouchPadが99.99ドルに、599.99ドルだった32Gバイト版が149.99ドルに値下がりし、売り切れたがすぐに入荷するようだ。

» 2011年08月22日 00時11分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Hewlett-Packard(HP)が、販売中止を発表した同社のwebOS搭載タブレット「TouchPad」を自社オンラインショップで大幅に値下げしている。7月の発売当初は499.99ドルだった16Gバイト版が99.99ドルに、599.99ドルだった32Gバイト版が149.99ドルになっており、日本時間の8月21日時点でいずれも売り切れているが、「すぐに再チェックしてください」とあり、再入荷するようだ。

 touchpad 16Gバイト版のTouchPadが99.99ドルに

 また、21日時点でオンラインショップからTouchPadを引き上げている米小売大手のBestBuyも、同じ価格設定でTouchPadの販売を再開する。BestBuyの告知によると、6月19日以前に同製品を購入した顧客は、現行価格との差額の払い戻しを受けることができる。HPのオンラインショップには明記されていないが、HPも同様の措置をするものとみられる。

 HPは18日(現地時間)、売り上げが思わしくなかったことを理由とするwebOS搭載ハードウェア事業の打ち切りを発表した。プラットフォームとしてのwebOSについては、「webOSソフトウェアの価値を最適化する選択肢の模索を続ける」としている。

 webOSを手掛ける部門の公式ブログには19日、webOS搭載ハードウェアの販売は終了するが、既存顧客のサポートは続けるという投稿があった。また、開発者向けの公式ブログでは、今後も「webOS App Catalog」(webOS版のアプリストア)のサポート、改革、開発を継続するとしている。ただし、今後の具体的なロードマップは示されていない。

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