米Hewlett-Packard(HP)は6月9日(現地時間)、昨年買収したPalmのモバイルOS「webOS」搭載のタブレット「HP TouchPad」を7月1日に米国で発売すると発表した。
7月1日に発売するのはWi-Fiモデルのみで、夏の終わりには米AT&Tの通信回線を利用できるモデルを発売する計画という。価格は16Gバイト版が499.99ドル、32Gバイト版が599.99ドル。カナダ、欧州とアジアの一部でも発売するとしているが、日本での発売は未定のようだ。
米AppleのiPadと同じ9.7インチのディスプレイを搭載し、プロセッサは米Qualcommの2コアSnapdragon APQ8060 1.2GHzで、ネットワークはIEEE 802.11b/g/n、WPA、WPA2、WEP、Buetooth 2.1をサポートする。サイズは24×19×13.7センチで重さは740グラム。
マルチタスクとFlashに対応し、前面のカメラを使ったビデオチャットが可能。HPのクラウドプリントサービス「ePrint」を利用して無線で印刷でき、コミュニケーションスイート「HP Synergy」によってGoogleのクラウドサービスやFacebookなどの情報を一元管理できるほか、webOSアカウントでHPのwebOS搭載スマートフォンと相互に連係できる。
米国ではAmazon、BestBuy、Walmart、Office Depotなどの小売大手が販売する。6月19日に予約受付を開始する。
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