デル、システム管理・導入アプライアンスの「KACE」発表

2010年に買収した米KACEのシステムの運用管理。導入支援アプライアンス製品を国内で初めて提供する。

» 2011年10月25日 13時05分 公開
[ITmedia]

 デルは10月25日、システムの運用管理や導入支援を行うためのアプライアンス製品「KACE」シリーズを発表した。新製品は米Dellが2010年2月に買収したKACEの製品で、国内では初提供になるという。管理業務向けの「KACE K1000」、導入業務向けの「KACE K2000」を同日から提供する。

 KACEシリーズは、WindowsやMac、LinuxなどのさまざまなOS環境、また、互換性のあるサードパーティー製のハードウェアに対応する。ハードウェアとソフトウェアの在庫管理やソフトウェア更新、構成管理、セキュリティパッチの適用といった作業を自動化でき、IT管理者の業務での負担を軽減するという。

 KACE K1000ではネットワーク上にあるハードウェアおよびソフトウェアを検出してインベントリを作成できるほか、電源管理ポリシーの作成と展開、レポートおよびダッシュボード、イベント通知などの機能を搭載する。KACE K2000ではディスクイメージの管理やRAIDおよびBIOSの設定、アプリケーションのインストールとスクリプトの実行、リモートからの復旧(WindowsおよびMac)、ハードウェアのインベントリ収集などが行える。

 対象100ノードの場合のライセンス価格は、K1000が77万8050円、K2000が39万3750円。別途、メンテナンス&サポートやトレーニングの費用が必要になる。

「KACE」シリーズ

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