NTT Com、アジアでデータセンターを相次ぎ開設

シンガポールとマレーシアで新たなデータセンターをNTTコミュニケーションズが構築した。

» 2012年04月27日 14時09分 公開
[ITmedia]

 NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は4月27日、シンガポールで4拠点目となる新たなデータセンター「シンガポール セラングーン データセンター」を開設したと発表した。同社がグローバル展開するクラウドサービスの主要基盤としていく。

シンガポール セラングーン データセンター シンガポール セラングーン データセンター

 セラングーン データセンターは、自社で建設したデータセンター専用ビルで、電源などの各種設備を完全冗長化して障害発生に備えており、セキュリティ運用など顧客の要望に合わせたカスタマイズが可能である。インフラ面では、NTT Comの回線に加え、他社回線の利用も可能なキャリア・ニュートラルポリシーの採用により、異キャリア、複数ルートによる高い冗長性が確保できる。特に、日本とシンガポールの間は、NTT Comが所有する大容量光海底ケーブル「Asia Submarine-cable Express」(ASE)を利用して高速なネットワーク環境を実現する。

 また、仮想ネットワークを活用したクラウドサービスによって、国内外のデータセンターをまたいでリソースを拡張したり、災害などの発生時には迅速に遠隔地へデータ移行することが可能だという。

 NTT Comは、前日にマレーシアでも3拠点目となるデータセンター「マレーシア サイバージャヤ3 データセンター」を新設している。

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