NECが「東京第三データセンター」を開設、クラウドやBCP対応を強化

クラウドサービスの提供に加え、企業顧客の情報システムの預かりにも対応した主力拠点に位置付ける。

» 2012年07月17日 14時13分 公開
[ITmedia]

 NECは7月17日、クラウドサービスの提供の強化や企業顧客の事業継続/災害対策の需要に対応するための「NEC東京第三データセンター」を設置したと発表した。12月から同センターからのサービスを開始する。

 新拠点は災害リスクが低いといい、災害時における交通規制の対象とはならない場所に立地。都内では最高クラスというPUE 1.5以下が目標の高効率の施設として設計されている。停電時に無給油で72時間以上の給電可能な自家発電設備を持つほか、2回線受電方式など電源設備を冗長化している。

 セキュリティ面では24時間の有人監視や生体認証および不正通行を防止するシステムによる厳重な入退室管理を実施。FISC発行の「金融機関等コンピュータシステムの安全対策基準の設備基準に準拠する。またサービス受託会社の内部統制に関する国際保証業務基準「ISAE3402」や米国保証業務基準「SSAE16」に準拠した受託業務(データセンター運用業務)の内部統制保証報告書も取得する予定。

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