Google、「不自然なリンクへの警告に慌てずに」と説明 Webスパム対策変更で

Googleが、Webスパム対策の一部変更で不自然なリンクの警告通知範囲を広げたが、警告を受けたらまずはウェブマスターツールで確認してほしいと説明した。

» 2012年07月23日 10時49分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 「もし昨日、あなたのWebサイトへの不自然なリンクについての警告を受け取ったとしても、パニックを起こさないでください」――。米GoogleのWebスパム対策チームの責任者、マット・カッツ氏が7月21日(現地時間)、自身のGoogle+でWebスパム対策の最近の変更について説明した。

 同氏によると、これまで検索結果のランクアップ目的で不自然なリンクを利用している疑いのあるWebサイト全体にペナルティを課した場合、そのWebサイトのオーナーに送っていた警告メッセージを、不自然なリンク1つずつについて送るようにしたという。これにより、Webサイトのスパム行為の可能性を指摘しやすくなったが、違反行為をしていないWebサイトに疑わしいリンクが貼られている場合にも通知が送られるようになった。「Webスパム対策における透明性を高めるわれわれの変更の過程でガイドラインを順守しているWebサイトに警告メッセージが届くようになってしまったが、自動的に心配するようなことではない」とカッツ氏。

 Webサイト自体に問題があるとGoogleが判断した場合は、警告とともに検索ランクを下げる。Webオーナーはランクを下げられたかどうかウェブマスターツールで確認すれば分かるので、もしガイドラインを守っているにもかかわらずランクが下がった場合は、従来通り再審査をリクエストするようカッツ氏は勧めている。

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