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» 2012年08月06日 07時30分 UPDATE

モバイル対応のBIに不可欠なものとは

企業での情報活用が盛んだ。中でもiPhoneやiPadを使って経営データを分析する動きが広がりつつあり、ベンダー各社も製品を投入している。

[伏見学,ITmedia]

 「ビッグデータ」というキーワードに対する過熱ぶりが示すように、企業におけるビジネスデータ解析などへの関心は高まっている。こうした企業の情報活用を支援するITソリューションの1つがビジネスインテリジェンス(BI)だ。BIツール自体は従来からさまざまなITベンダー企業が提供してきた。スマートフォンやタブレット端末の普及に伴い、現在はモバイル対応のBIツールが相次いで登場している。

日本オラクル 執行役員 ソフトウェアライセンス事業 製品事業統括 EPM/BI事業統括本部長の関屋剛氏 日本オラクル 執行役員 ソフトウェアライセンス事業 製品事業統括 EPM/BI事業統括本部長の関屋剛氏

 そうした中、日本オラクルはBI製品「Oracle Business Intelligence」のモバイルアプリケーション「Oracle BI Mobile」を機能強化し、iPhoneやiPad向けにユーザーインタフェースなどを改良した最新版を発表した。BI Mobileは2008年から提供しているが、これまではユーザーは定型的な画面操作しか行えなかった。最新版は、iPad上の画面や表示されているコンテンツの遷移(スライド)、縮小や拡大(ピンチイン、ピンチアウト)など、端末特有の操作方法を実装したほか、地図情報との連携を強化。GPS機能を使って現在地情報を基に周辺地域の顧客情報などをリアルタイムに収集できるようにした。

 BIツールのモバイル対応について、他社との差別化はどこにあるのか。日本オラクルの執行役員で、ソフトウェアライセンス事業 製品事業統括 EPM/BI事業統括本部長を務める関屋剛氏は大きく2点を挙げた。

 1つ目は製品開発に対する投資力である。iPhoneやAndroidなどモバイル端末の仕様は短期間での変更が多いため、アプリケーションもそれに併せて進化させていかなければ、不具合が発生したり、“前時代的な”操作方法でユーザーの満足度を下げてしまったりする恐れがある。しかしながら、開発にはコストが必要となるため、ベンダー側にそれなりの投資体力がなくてはならない。

「Oracle BI Mobile」のサンプル画面。地図情報の利用イメージ 「Oracle BI Mobile」のサンプル画面。地図情報の利用イメージ

 2つ目は、データ活用に関するバックエンドシステムの品質の高さである。「企業がBIなどを用いて精度の高いデータ分析を実現するためには、情報活用基盤全体の最適化が重要だ」と関屋氏は力を込める。すなわち、データベースからデータウェアハウス、ネットワーク、BIサーバ、そしてフロントエンドのクライアント画面まで、一貫したシステムでデータを抽出、処理、分析することが肝要だという。この点において、日本オラクルは高速データベースマシン「Oracle Exadata Database Machine」やインメモリ型分析マシン「Oracle Exalytics In-Memory Machine」といったハイパフォーマンスなシステムを持ち、情報活用のプロセスに埋め込むことが可能だとしている。

「単にモバイルに対応するだけならそれほど難しくはない。その効果的な活用を支える強固なデータ分析基盤があるというのが他社と比べたオラクルの大きな強みなのだ」(関屋氏)

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