社内の特権アクセスを監視して内部脅威に対処、ディアイティが新製品発売

ディアイティは特権アクセス監視・監査ツール「CryptoAuditor」を発表した。

» 2012年08月31日 16時15分 公開
[ITmedia]

 ディアイティは8月31日、フィンランドのSSH Communications Securityが開発する特権アクセス監視・監査ツール「CryptoAuditor」を10月1日に発売すると発表した。

 CryptoAuditorは、特権アクセスが可能な管理者を含む全てのユーザーのSSH、SFTP、RDPを利用した暗号化通信を監視、操作内容やキーストローク、サーバ出力、データ転送などの情報を監査ログとして取得、問題を検知するとリアルタイムに警告を発する。全てのデータを暗号化して保存でき、テキストでも検索できる。監査時に必要な包括的なレポートの作成機能も提供する。

 同社によれば特権アクセスには暗号化通信が多用され、従来の監視ツールでは通信内容を把握するのが困難だった。このことは内部関係者によるデータへの不正アクセスや利用につながるリスクとなり、内部統制の観点からも特権アクセスを監視・監査できる仕組みが求められているという。

 販売価格は10サーバサポートの場合で248万円(税別)から。初年度20システムの販売を見込む。

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