約1000人のMRを対象にヤンセンファーマはiPadを導入した。
製薬会社のヤンセンファーマは、医療情報担当者(MR)の効率的な営業活動を支援するために、日立ソリューションズが提供するiPadマーケティング支援ソリューション「Interactive-Pro」を採用した。日立ソリューションズが10月11日に発表した。
Interactive-Proは製薬業に特化したソリューション。社内のイントラやデータベースにある最新の営業資材、医療文献、FAQなどの大量情報を検索してiPadで閲覧できるのが特徴だ。ヤンセンではこれまで新薬の情報や製薬業界の動向などを医師に提供するため、MRが大量の書類やパンフレットを持って全国の医療機関を訪問しており、MRの負担軽減と資料の印刷にかかるコスト削減を検討していた。約1000人のMRがiPadおよび同ソリューションを活用することで、医師への効率的なプレゼンテーションと、紙の説明資料の電子化による印刷コスト削減を実現した。
今後、ヤンセンは、iPadの操作履歴をログ情報としてInteractive-Proに収集し、ログ情報とCRM(顧客管理)システムの連携を検討していくほか、患者への医薬品投与後の症例情報をInteractive-Proに入力可能にし、入力した症例情報を一元管理できる仕組みも構築する予定である。
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