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» 2012年11月13日 14時55分 UPDATE

シマンテックが都内にセキュリティ監視サービスの新拠点、日本語対応を強化

シマンテックがグローバル提供するセキュリティ監視サービスの拠点を都内に開設。記者会見にはユーザー企業の日産自動車の行徳セルソCIOも参加した。

[國谷武史,ITmedia]

 シマンテックは11月13日、企業向けにグローバルで提供しているセキュリティ監視サービスの新拠点「東京セキュリティオペレーションセンター(SOC)」を都内に開設した。14日から日本語によるサポート対応などのサービス提供を開始する。

 同社はセキュリティ監視サービスを2000年から提供しており、これまで米国、英国、オーストラリア、インドの4カ所のSOCを24時間体制で運用。企業内に設置されたネットワークセキュリティ機器やPC、サーバなどのエンドポイントのセキュリティ対策製品などの状況をSOCから遠隔監視する。サイバー攻撃などの兆候がみられた場合に、各対策製品のログ情報や同社が収集する脅威情報などとの相関関係を分析して、詳しい状況をユーザー企業に通知。ユーザー企業での迅速な対応を支援するという。

tksymc01.jpg 14日に始動するシマンテックの「東京セキュリティオペレーションセンター」

 会見した執行役員 セールスエンジニアリング本部長の村上智氏によれば、日本ではセキュリティ監視サービスを2007年から提供しているが、今年の新規利用はこの半年間だけで昨年1年間の6倍以上に急増していると説明した。昨年は重工系企業に対する標的型サイバー攻撃などが多発したことから、サイバー攻撃対応を急ぐ企業から国内でのSOC開設を強く要望されていたという。

 SOCサービスの導入支援を担当する米Symantec サービスデリバリー ディレクター(アジア太平洋・日本担当)のピーター・スパークス氏は、「東京SOCの開設により、日本語によるサービスやレポートの提供、日本特有のサイバー攻撃に対する今まで以上に迅速な対応が可能になる」と話した。

 東京SOCでは当面、専任のエンジニア2人と顧客対応担当者2人の計4人が在席し、平日の午前9時から午後5時までサービスを担当する。休日や夜間は他国のSOCが対応。日本語の専用チャットによるユーザー企業からの質疑応答や対応相談にあたるほか、攻撃の分析、レポート提供などを行うという。同社では従業員数3000人以上のグローバル企業を中心に、初年度100社の利用を見込んでいる。

tksymc02.jpg 日産自動車の行徳セルソCIO

 記者会見には、今年春からセキュリティ監視サービスを利用している日産自動車の行徳セルソ執行役員兼CIOも登壇。同氏によれば、日産では4月に標的型サイバー攻撃を受け、セキュリティ監視サービスの利用を決定したという。

 行徳氏は、「ルノー・日産グループでのIT基盤統合を進めている中でセキュリティの脅威も想定し、対策を検討していた矢先に、これが現実になった。当社もグローバルビジネスを展開しているので、セキュリティの脅威にグローバルで対応することが不可欠。4月にSymantecの米国のSOCを訪問してサービスを理解し、マルウェアをはじめとする脅威へ迅速に対応できるだろうとの期待から採用を決めた」と述べ、東京SOCの開設を歓迎していると話した。

tksymc03.jpg 日産自動車はセキュリティ監視サービスを活用してサイバー攻撃に迅速に対応できる体制を構築するという

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