Apple共同創設者のウォズニアック氏が、あまりに多くのデバイスを旅行に持っていくことがきっかけに、この調査を実施したという。
1ユーザーが持ち歩くモバイルデバイスは平均2.9台――セキュリティ企業の英Sophosは3月14日、米国など5カ国を対象に実施したモバイル利用実態調査の結果をブログで紹介した。Apple共同創設者のスティーブ・ウォズニアック氏が、あまりに多くのデバイスを旅行に持っていくことがきっかけになったという。
調査では米国、英国、カナダ、ドイツ、オーストラリアの同社のブログ読者を対象にアンケートを行い、2226件の回答を得た。
それによると、1ユーザーが持ち歩くデバイスは、ドイツが平均3.1台と最も多く、以下は米国(3.0台)、カナダと英国(ともに2.7台)、オーストラリア(2.6台)だった。ドイツ人はノートPCも最も多く携帯していたが、その他の国ではスマートフォンを持ち歩いているという。
持ち歩くデバイスの種類ではスマートフォンが85%を占め、ノートPCでは65%、タブレットでは48%、MP3プレーヤーでは40%、電子書籍リーダーでは29%。OS別の順位は、スマートフォンではAndroid(40.9%)、
iPhone(40.5%)、BlackBerry(8.9%)、Windows(3.4%)、ノートPCではWindows(49%)、Mac(22%)、Linux(8%)となった。
この結果について同社上級テクノロジーコンサルタントのグラハム・クルーリー氏は、「ますます多くのデバイスを使用するようになるにつれて、これらのデバイスを業務に利用するケースも増えている。こうしたデバイスを安全な状態で維持し、脅威から保護することがますます重要となっている」とコメント。
なお、米Gizmodoが昨年公開した記事によると、ウォズニアック氏の旅行カバンの中には、PCやスマートフォン、タブレット、ゲーム機、電子書籍リーダー、モバイルバッテリー、ワイヤレスマウス、電源ケーブル類などが無数に収められていたという。
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