富士通がメインフレームを機能強化、「最新のICT環境」と連携

リモートアクセスソフトウェアで機能を強化し、ユーザー企業がメインフレーム上の資産をスマートデバイスなどからシームレスに活用できるようにする。

» 2013年04月19日 16時25分 公開
[ITmedia]

 富士通は4月19日、メインフレーム向けデータ連携ソフト「FUJITSU Software DB-EXPRESS」と、高速リモートアクセスソフトウェア「FUJITSU Software Remote Access eXtension」での機能強化を発表した。スマートデバイスやWindows、Linuxを中心とするICT環境でメインフレーム上の基幹データを活用できるのを支援する。

 同社では上記ソフトウェアと、今年1月から提供しているスマートデバイスやクライアント上のブラウザから基幹データへのアクセスするサーバ導入型エミュレータ「FUJITSU Software WSMGR for Web V7.2」とを組み合わせることで、最新のICT環境を活用したワークスタイル変革と企業システムのモダナイゼーションを実現するとしている。

 富士通のメインフレームOS「OSIV/MSP」「OSIV/XSP」では、ユーザー企業の運用性向上のために「DB-EXPRESS/T」および「Remote Access eXtension」の機能を強化。「最新のICTシステム上のデータベースとの連携強化によるユーザー企業資産の価値向上」「基幹データへのダイレクトアクセス機能強化による顧客企業ンのビジネスのスピード化」を実現したという。

 このほか、スマートデバイスの操作性をそのままにメインフレーム上の業務を直接利用可能とする「WSMGR for Web」や、メインフレーム上の業務をWebサービスとしてスマートデバイスやクライアント上のブラウザから利用できるようにする「FUJITSU Software Interstage Host Access Service」などと合わせ、ユーザー企業のシステムおよびビジネス形態に則した最適な基幹データの活用方法が選択でき、「メインフレームシステムの近代化に貢献する」としている。

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