Gartnerによると、PC、タブレット、携帯電話を合わせた出荷台数は2013年には23億5000万台になり、Android端末がその37%を占めるという。Android端末の出荷台数は、2014年には10億台を超えるとGartnerはみている。
世界におけるタブレットの出荷台数は、2013年には前年比68%増の2億180万台になり、PC(デスクトップおよびノートPC)の出荷台数は10%減の3億5200万台になる──。米調査会社Gartnerは6月24日(現地時間)、PC、タブレット、スマートフォンを含む携帯電話に関するこのような予測を発表した。
すべての形態の端末の2013年の出荷台数は、5.9%増の23億5000万台になり、2014年にはさらに6.7%増の25億600万台になると同社は予測する。
Gartnerは端末の内訳で、Windows 8搭載でノートPCとしてもタブレットとしても使える「Acer Aspire P3」のような端末や米GoogleのChromebookを、「ウルトラモバイル」としてタブレットおよびPCとは別にカウントしている。Garatnerによると、ウルトラモバイルはPCだけでなく、米AppleのiPadシリーズ(「iPad mini」を除く)や韓国Samsung Electronicsの「GALAXY Tab 10.1」のようなハイエンドタブレットからも市場シェアを奪いつつあるという。米IntelのBay TrailおよびHaswell搭載のWindows 8.1端末が出揃うとみられる今年のホリデーシーズンには、この流れがさらに顕著になると同社はみている。
端末タイプ | 2012年 | 2013年 | 2014年 |
---|---|---|---|
PC | 341,273 | 305,178 | 289,239 |
ウルトラモバイル | 9,787 | 20,301 | 39,824 |
タブレット | 120,203 | 201,825 | 276,178 |
携帯電話(スマートフォンを含む) | 1,746,177 | 1,821,193 | 1901,188 |
合計 | 2,217,440 | 2,348,497 | 2,506,429 |
(資料:Gartner) |
タブレットでは、ハイエンドモデルはウルトラモバイルだけでなく、低価格のタブレットにもシェアを奪われつつある。低価格タブレットの成長は予想以上に速く、例えばAppleの1〜3月期iPad miniの販売台数は、iOS端末全体の60%を占めた。
OS別出荷台数では2012年に首位だったAndroidがさらに他のOSを引き離し、2013年にはシェアが37%に2014年には42%になり、2014年の出荷台数は10億台を突破するという。
OS | 2012年 | 2013年 | 2014年 |
---|---|---|---|
Android | 505,509 | 866,781 | 1,061,270 |
Windows | 346,464 | 339,545 | 378,142 |
iOS/Mac OS | 212,878 | 296,356 | 354,849 |
BlackBerry | 34,584 | 25,224 | 22,291 |
その他 | 1,118,004 | 820,592 | 689,877 |
合計 | 2,217,440 | 2,348,497 | 2,506,429 |
(資料:Gartner) |
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