PHPの開発環境をクラウドサービスで提供 日本IBM

日本IBMは、企業向けクラウドサービス「IBM SmarterCloud Application Services」の機能を強化し、PHPの開発環境を提供した。

» 2013年08月22日 18時04分 公開
[ITmedia]

 日本IBMは8月22日、企業向けクラウドサービス「IBM SmarterCloud」の拡充を図るため、アプリケーションの開発環境とアプリケーション・ライフサイクル全体の管理機能を統合し提供するPaaS「IBM SmarterCloud Application Services(IBM SCAS)」の機能を強化し、PHPの開発環境を提供開始した。

 IBM SCASは、クラウドアプリケーションの開発環境とアプリケーション・ライフサイクル全体の管理機能を統合し、迅速かつ効率的な開発と運用管理の負担、コストの軽減を推進する。アプリケーションの開発、構成、統合、保守などに必要な情報をあらかじめ定義したパターンや仮想イメージを活用することで、開発期間の短縮、ライフサイクル管理の効率化、運用のセミオートメーション化を実現するという。

 今回、PHP Serverを利用できる機能を追加し、「Zend Server V6 Application Pattern for PHP」という仮想アプリケーションパターンとして提供する。Zend PHP Serverを利用した、あらかじめ構成されたPHP開発および実行環境を容易に準備でき、Webサービスやモバイルサービスの開発を行うアプリケーション開発者は、開発期間の短縮やライフサイクル管理が効率化し、開発業務に注力できるとしている。

 IBM SCASは、IBMの企業向けクラウドプラットフォーム「IBM SmarterCloud Enterprise(SCE)」上で稼働するPaaSとして提供され、同プラットフォームを契約するユーザーであれば、追加の契約をすることなくすぐに利用開始できる。

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