SMSやiMessages、Safariなどに問題の文字列が表示されるとクラッシュするという。
iOSとMac OS Xで特定のアラビア語の文字列を表示させると、アプリやSafariブラウザのセッションがクラッシュする問題があることが分かった。メディア各社が8月29日に伝えた。
ロシアのセキュリティ企業Kaspersky Labのニュースサービス「threatpost」によると、この文字列は当初、ロシア語のWebサイトに掲載され、8月28日ごろからソーシャルメディアなどで出回るようになった。
問題のロシア語サイトでは、Mac OS 10.8とiOS 6でSMSやiMessages、Safariなどに問題の文字列が表示されるとクラッシュすると説明しているという。また、Twitterアプリなども影響を受けるとされる。
原因はページレイアウトやフォントを処理するApple Core Textの問題にあるといい、間もなく登場予定の次期OS X「Mavericks」(10.9)とiOS 7のβ版ではこの問題が修正されたと伝えられている。
threatpostによれば、Facebookは既にこの文字列がウォールやタイムラインに表示されるのを防ぐ措置を講じたという。
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