DocuWorksにデータ消失の不具合、富士ゼロックスが更新版をリリース

「DocuWorks 8.0.3」にデータの消失やPCが起動しなくなる不具合が見つかった。富士ゼロックスは修正版の「DocuWorks 8.0.4」を公開し、8.0.3のインストールメディアの回収を進めている。

» 2014年04月15日 16時31分 公開
[ITmedia]
回収対象のDocuWorks 8.0.3のインストールメディア

 富士ゼロックスは4月15日、文書管理ソフトの最新版となる「DocuWorks 8.0.4」をリリースした。前バージョンのDocuWorks 8.0.3に見つかったデータ消失などの不具合を修正したもので、同社サイトから入手できる

 DocuWorks 8.0.3は、特定の条件下でPDFからDocuWorksへ変換処理する際に不具合が発生する。これにより、DocuWorksがインストールされたドライブ上の全てファイルやフォルダのデータが消失し、システムドライブの場合には全てのユーザーファイルも消失したり、PCが起動不能になる事態が報告されていた。8.0.3以外のバージョンではこの不具合は発生しないという。

 同社はDocuWorks 8の全ユーザーを対象に、DocuWorks 8.0.4へのアップデートを呼び掛ける一方、DocuWorks 8.0.3のインストールメディアの回収および交換を行っている。なお、DocuWorks 8.0.4のインストールメディアは準備中。準備が完了次第、8.0.3のインストールメディアを同社へ返送したユーザーに配布する予定。

 消失したファイルは復旧できる可能性があるといい、不具合が確認されたユーザーには同社の費用負担でデータ復旧にあたるとしている。

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