富士通、マルウェア検知後の対応プロセスを自動化するソフトを発売

富士通社内での運用実践では初動対応までに要する時間を約97%短縮できたとしている。

» 2014年05月07日 12時28分 公開
[ITmedia]

 富士通は5月7日、マルウェア検知から初動対応までのプロセスを自動化するソフトウェア新製品「FUJITSU Software Systemwalker Security Control」を発表した。8月から提供する。

 新製品は富士通社内で培った手順を基にした運用シナリオを利用し、マルウェアの侵入検知後の対応プロセス(ネットワーク遮断、感染機器の特定、対象者への対応依頼など)を自動化する。同社で運用実践した結果、対応に要する時間を約97%短縮できたという。

ソフトウェア新製品の利用イメージ

 また、「FUJITSU Security Solution 情報セキュリティ強化支援コンサルティング」の新メニューとなる「制御システムセキュリティアセスメント」「制御システムセキュリティポリシー策定支援」を同日から提供している。「制御システムセキュリティアセスメント」では制御システムのセキュリティマネジメント規格「IEC62443-2-1」に沿って、現場の制御システムの評価を実施し、制御システム環境に内在するセキュリティリスクを抽出した上で、今後の改善策を提示する。「制御システムセキュリティポリシー策定支援」では制御システムとして守るべきセキュリティの基本方針と対策基準を明確にしたセキュリティポリシーの策定を支援する。

 価格はFUJITSU Software Systemwalker Security Controlが1980万円(税別)から、新メニューは個別見積もりとなる。

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