国内のビッグデータソフト市場、2012年は48億円に――IDC Japan調査

IDC Japanの調査によると、2012年の国内ビッグデータソフトウェア市場は、前年比23.6%増の48億6900万円だった。

» 2014年05月15日 18時23分 公開
[ITmedia]

 IT専門調査会社のIDC Japanは5月15日、国内のビッグデータソフトウェア市場の分析結果を発表した。2012年の市場規模は実績ベースで前年比23.6%増の48億6900万円になることが分かった。

 同社はビッグデータソフトウェア市場を構成する3つのセグメントを次のように定義している。

  • DataOrganization & Management:データの収集、保存、通信を行うテクノロジー基盤
  • Analytics & Discovery:収集したビッグデータの分析、解析を行うテクノロジー基盤
  • Decision Support & Automation Applications:シナリオに基づいた分析/解析、自動化されたルールベースのトランザクション解析などを行う

 各セグメントの実績はData Organization & Managementが17億5200万円、Analytics & Discovery市場が18億7900万円、Decision Support & Automation Applicationsが12億3800万円になった。

国内ビッグデータソフトウェア市場 エンドユーザー売上額予測、2012年〜2017年(出典:IDC Japan)

 同社は、2013年以降に早期採用者(アーリーアダプター)のビッグデータ活用事例が多数発表されるようになったことから、「ビッグデータソフトウェア市場は売り手側中心のバズワード的な盛り上がり方から、実ビジネスで活用される段階に移行しつつある」と評価している。

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