IEの古いActiveXコントロール遮断機能、9月から有効化

この機能はIEの累積的なセキュリティアップデートの一部として予定通りに公開されたが、有効化は9月9日まで先送りする。

» 2014年08月14日 07時27分 公開
[ITmedia]

 米MicrosoftはInternet Explorer(IE)で古くなったActiveXコントロールを遮断する機能について、顧客からのフィードバックに基づき、遮断を9月9日まで先送りすると発表した。

 この機能は8月12日に公開されたIEの累積的なセキュリティアップデートの一部として、予定通りに公開された。しかし、企業などにテストや管理の時間を与える目的で、有効化は先延ばしにすることにしたという。

 9月9日からは、まず古いJava ActiveXコントロールのみ遮断を開始する。それ以外のActiveXコントロールはこれまで通りに使用できる。ただ、いずれはその他の古いActiveXコントロールについても遮断を検討するとしている。

 企業などでは新しいログ機能を使って組織内のActiveXコントロールを検証し、グループポリシーを通じて特定のドメインのActiveXコントロール遮断を無効にしたり、この機能を完全に無効にするなどの設定ができる。この機能をコントロールするため新たに4種類のIEグループポリシーも加わった。

警告メッセージの例(Microsoftより)

 エンドユーザーが信頼できるアプリケーションで古いJavaを使いたい場合は、「Run this time」(今回は実行)のオプションを選択できる。

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