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» 2014年09月03日 18時45分 公開

塩野義製薬とSAS、医薬品開発での研究プロジェクトを発足

塩野義製薬は国内製薬他社に先行して、ビッグデータ処理のHadoop環境を研究開発に活用する。

[ITmedia]

 SAS Institute Japanと塩野義製薬は9月3日、医薬品開発にHadoopを活用する開発情報基盤の研究プロジェクトを発足した。プロジェクトではSASのHadoop対応製品「SAS In-Memory Statistics for Hadoop」を利用する。

 塩野義製薬は、これまで開発現場でのデータ管理や、統計解析の業務プロセスの最適化、グローバルな統計解析システムの構築に取り組み、社内における臨床試験データの標準化に進めてきた。新薬開発や安全性に関する研究では蓄積したデータを再活用することで開発効率の向上を目指している。また、さまざまなオープンデータを組み合わせた研究開発も推進している。

 しかし、こうした取り組みを進めていくうえで既存システムの処理能力に限界があることが判明。高効率で大量のデータ処理が可能なシステムを検討し、拡張性にも優れた分散処理環境のHadoopに着目したという。以前からSAS製品を分析基盤に使用しているため、Hadoopの活用でも同社製品を採用することにした。

 SASは、医薬品開発情報基盤構築のためのアドバイザーとしてこの研究プロジェクトに参画し、テスト評価環境の構築および技術支援、業務課題解決に向けたアドバイスなどのサポートを行う。SAS In-Memory Statistics for Hadoopは、Hadoopクラスタ上でデータをメモリ上に保持した分散並列処理を実行する。これによって従来のHadoopフレームワークでは課題だった機械学習処理におけるパフォーマンスが大幅に向上し、インタラクティブな分析環境を実現するという。

 塩野義製薬とSASは、今回のプロジェクトで医薬品開発業務におけるビッグデータとオープンデータ活用の改善点の特定などを実施していく。

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