兵庫県伊丹市、約1400人の市職員が利用するストレージを統合IT導入・活用事例

庁内情報系システムの安定稼働のためにファイルサーバシステムとサーバ仮想化基盤を構築し、これを支えるストレージ基盤は統合ストレージを活用している。

» 2014年09月26日 17時17分 公開
[ITmedia]

 兵庫県伊丹市がNetAppの「NetAppFAS2240-2」で統合ストレージ環境を構築し、情報系システムの安定性を向上させたという。ネットアップが9月26日に発表した。

 伊丹市は庁内情報系システムで、消防、交通、水道、病院などの重要なインフラに加え、図書館や公民館などの休日業務を支えており、24時間の安定稼働が求められている。同市は情報系サーバの更新時期に合わせてサーバ仮想化ソリューションを導入、庁内情報系システム全体のサーバ統合を推進した。2013年10月にファイルサーバシステムとサーバ仮想化基盤の構築に着手し、2014年2月にサービスインした。

システムイメージ

 現在では全職員向けのファイルサービスがWindows Serverベースの汎用サーバに代わり、NetAppFAS2240-2が提供するようになった。ファイルサーバではデータ重複排除機能を活用し、約30%(2014年6月時点)の重複排除率を達成している。NetAppFAS2240-2は、マルチプロトコルで同時接続できるため、VMware vSphereを活用したサーバ仮想化基盤でも共用されている。

 またデータ保護機能を活用してバックアップとリカバリに要する時間も従来の1日半から30分以下へ大幅に短縮した。データ保護ソフトウェアで遠隔地とデータを同期し、災害対策を強化している。

お詫びと訂正……初出時に大阪府とありましたが、正しくは兵庫県です。記事を訂正いたします。お詫びいたします。

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