神東塗料がBIツールを導入、600種類の帳票をペーパーレス化ユーザー企業導入事例

神東塗料がホスト基幹システム刷新にともない、BIツールを導入。データ活用のための基盤を構築し、600種類の帳票のペーパーレス化と業績管理の効率化を実現した。

» 2014年10月23日 23時58分 公開
[ITmedia]

 総合塗料メーカーの神東塗料が、基幹システム刷新プロジェクトの一環としてBI(Business Intelligence:蓄積されるデータを自社で分析、加工し、第3者への依存なしに活用できるようにする手法)・データ活用ソリューションを導入。ウイングアーク1stの「Dr.Sum EA」を採用した。

 神東塗料は、2009年に25年ぶりのホスト基幹システム刷新プロジェクトを開始。これまで、売上情報や生産情報などを各部門が紙の帳票を作成して全社に配布、あるいは業務からの要望に応じてExcelなどから作表していた。システム部門以外のスタッフがデータ集計や加工を行うのが困難な仕組みのため、迅速な情報提供、そしてマンパワーに限界があると判断し、既存の生産管理・原価アプリケーションとの親和性が高いDr.Sum EAの導入を決めた。

 2011年に公開し、活用開始された同分析システムは、受注や出荷、売上請求などの販売管理データや生産管理データ、原価管理データなど、月あたり数万件のデータを集計。利用者は、営業部門のほか、生産部門、物流部門、検査部門などにも広がっている。今後、営業部門のタブレット端末との連携や、データ活用が進んでいない生産部門での活用も計画し、自社で深堀りできるデータ活用を推進していく。

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