Apple、iOSやOS Xなどのセキュリティアップデートを公開

「iOS 8.1.3」「OS X Yosemite 10.10.2」のほか、Mountain LionとMavericks向けのセキュリティアップデートやSafari更新版が公開された。

» 2015年01月28日 07時38分 公開
[鈴木聖子,ITmedia]

 米Appleは1月27日、iOSの更新版となる「iOS 8.1.3」を公開した。また、「OS X Yosemite 10.10.2」と、 OS X Mountain LionおよびMavericks向けの「セキュリティアップデート2015-001」、Webブラウザの更新版「Safari 8.0.3/7.1.3/6.2.3」も公開されている。いずれも多数の脆弱性が修正された。

 iOS 8.1.3はiPhone 4s以降、iPod touch(第5世代)以降、iPad 2以降に対応する。Appleによると、ソフトウェアアップデートの実行に必要な空き容量が減ったほか、メッセージとFacetimeにApple IDのパスワードが入力できない問題や、iPadでのマルチタスクジェスチャができない問題などが解消された。

 セキュリティ関連ではWebKitに存在する多数のメモリ破損問題のほか、iTunes Storeを使ってサンドボックスの制限を迂回される問題など多数の脆弱性が修正された。細工を施したWebサイトや不正なアプリケーションなどを使って任意のコードを実行される恐れのある深刻な脆弱性が大半を占めている。

 一方、Yosemite 10.10.2とセキュリティアップデート2015-001ではbash、Bluetooth、CoreGraphics、Spotlightなどに存在する深刻な脆弱性が多数修正された。

 YosemiteではWi-Fiの接続が解除される問題や、Webページの読み込みが遅くなる問題、メールの環境設定でリモートコンテンツの読む込みを無効にしていても、Spotlightでメールのリモートコンテンツが読み込まれてしまうなどの不具合も修正されている。

 Safariの更新版となる8.0.3はOS X 10.10.2に含まれる。Safari 7.1.3と6.2.3はOS X Mountain Lion 10.8.5とMavericks 10.9.5に対応する。

各種OS、ソフトのセキュリティアップデートが同時公開された

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