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» 2015年08月20日 22時00分 UPDATE

「IoT」テーマ、海外展開も視野に:ソフトバンクが展開、“革新事業化”支援プログラムの大きな意味

ソフトバンクが新規事業支援/共同商用化プログラム「SoftBank Innovation Program」を開始。IoTを軸にスマートホーム/デジタルマーケティング/コネクテッド・ビークル/ヘルスケアの分野に特化した事業テーマを募り、革新的事業の早期創出を目指す。

[岩城俊介,ITmedia]

 「単なるアイデア大会で終わらすつもりはない。ソフトバンクの持つリソースを使い、革新的なビジネスを共創したい」(ソフトバンク 専務取締役 プロダクト&マーケティング統括の今井康之氏)

 ソフトバンクが新規事業支援/共同商用化プログラム「SoftBank Innovation Program」を開始。応募者向けの説明会が8月19日に行われた。

photo 説明会は満員。多くの応募者、応募予定者が訪れた

 SoftBank Innovation Programは、革新的なソリューションや技術を世界から公募し、共同で商用化の検討・実現を目指す事業支援プログラムだ。2015年7月31日に受付開始、2016年3月の最終選考を経て早期の商用化を目指す。ベンチャーやスタートアップだけでなく、企業規模を問わず応募を受け付け、応募者の持つ革新的なソリューションや技術と、ソフトバンクが持つリソースを組み合わせた事業の創出を目的とする。

 今後の急拡大と普及、変革が予測されるITキーワードのうち「IoT」をテーマの軸に据え、今回は「スマートホーム」「デジタルマーケティング」「コネクテッド・ビークル」「ヘルスケア」の4項目に特化して応募を受け付ける。

photo 第1回の募集テーマは「スマートホーム」「デジタルマーケティング」「コネクテッド・ビークル」「ヘルスケア」の4つ

 プロダクト、サービス、ソリューションいずれでもよいが、アイデアのみでは応募できない。応募内容を実現できる技術や体制を持っている企業が条件となる。それぞれの提案内容より、通信ネットワーク、顧客基盤、コア/サービスプラットフォーム、そして端末、ロボット、プロモーション、M2Mモジュールなどのソフトバンクが持つリソースと組み合わせた案件であることも選考の要素になる。

 「新たなライフスタイルへの対応」「価値が体感できるエコシステム」「気付いていない課題やニーズ」など、これによってソフトバンクは家・家族に提供する新たな価値を生み出す革新的事業のためのパートナーが得られる。革新的な技術や事業計画を持つ企業も、販路やモバイル・顧客基盤、開発コスト面負担などソフトバンクのリソースを活用して事業化できる可能性がある。「攻めのIT」や「創造的破壊の時代」を踏まえた共創体制の構築が本プログラムの狙いだ。

 ソフトバンクは1次選考を通過した案件に対し、プロトタイプ開発の費用やテストマーケティング実施の環境などを提供する。最終選考を通過した案件は、ソフトバンクの販路で商品を展開できる機会が得られる。BrightstarやSprintなどの海外グループ会社を通し、グローバルで展開できる可能性もある。SoftBank Innovation Programはこれらの点を大きな強みに据える。

photophotophoto 選考の流れ

 応募締切は2015年9月30日。応募は「SoftBank Innovation Program」サイトから。

 「一緒に革新的な事業を創造するのが目的。今回は出資先を探すのが趣旨ではない。プログラムは海外グループ企業でも選考する。当然、BrightstarやSprintなどを通じた海外展開も考えられる。我こそはという技術を持つ企業、ベンチャーやスタートアップから、大企業まで規模は問わない。特にグローバル展開できるチャンスを生かしていただきたく、ぜひ英語での資料も付けて応募してほしい」(今井氏)

photo プログラム全体の流れ

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