Adobe Systemsが、年額5200円で容量無制限の写真用クラウドストレージサービス「Adobe Revel」の提供を、容量2Gバイトの無償版とともに2016年2月23日に終了する。同社はユーザーに、月額980円で容量2Gバイトの「Adobe Creative Cloud フォトグラフィプラン」への移行を推奨している。
米Adobe Systemsは11月19日(現地時間)、写真保存用クラウドサービス「Adobe Revel(旧Adobe Carousel)」の提供を2016年2月23日に終了すると、Adobe RevelのWebページで告知した。ユーザーにも同日、告知メールが届いた。
Adobe Revelは、同社が2011年9月にAdobe Carouselとして立ち上げ、2012年1月に名称変更した画像保存サービス。毎月50件までの写真とビデオをアップロードできる無償版と、容量無制限で年額5200円(月額500円)の有償版(Revel Premium)がある。
AdobeはRevelのすべてのユーザーに対し、サービス終了までに「Adobe Creative Cloud フォトグラフィプラン」へ移行(Lightroomへインポート)するよう勧めている。移行方法の説明はこちら。コンテンツに付けられたコメントのデータは移行できない。
Adobe Creative Cloud フォトグラフィプランには無償版はなく、月額980円で、Adobe Photoshop Lightroom CC、LightroomモバイルおよびLightroom Web、Photoshop CC などが含まれる。ストレージ容量はわずか2Gバイトだ。月額3980円のCreative Cloudコンプリートプランのストレージ容量は20Gバイト。
サービス終了までのスケジュールは以下の通り(米国時間)。サービスが終了しても、5月24日までファイルのダウンロードは可能だ。
AdobeはRevel終了の理由を特に説明してはいない。米Microsoftも今月初旬に、クラウドサービス「OneDrive」の容量無制限サービスの終了を発表している。
解像度を落としたもの、という条件はついているが、米Googleの「Googleフォト」ではモバイル端末で撮影した写真の自動アップロードについては容量無制限で保存できる。
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