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» 2016年08月04日 08時00分 UPDATE

Enterprise IT Kaleidoscope:Windows 10 Anniversary Updateが公開、企業はすぐ導入すべきか? (1/3)

Windows 10の公開1周年となる「Anniversary Update」の提供が始まった。企業ではAnniversaryの導入をどう考えるべきだろうか。

[山本雅史,ITmedia]

 日本時間の8月3日、開発者などが登録している「Windows Insider Program」のユーザーのもとに早速「Windows 10 Anniversary Update」(以下、Anniversary)が配布されている。今回は、Anniversaryへの移行を企業がどのように考えるべきかについて解説していく。

Windows 10 Anniversary Updateは「バージョン1607」、OSビルドは「14393.10」となっている

 既にWindows 10へ移行している企業でも、すぐAnniversaryへアップグレードするのは、無茶だろう。筆者のPC環境でアップグレードしたが、一部のゲームソフトが動作しなかった。ほとんどのビジネス向けアプリケーションは動作したが、ゲームとはいえ、一部のソフトが動作しなかったという点は信頼性に疑問が出てくる(ゲームを再インストールすれば動作した)。

インストール後はストアでアプリを更新しておく方がいい。自動更新もされるが、気分的にはAnniversaryをインストールした後に行う方が安心だろう。ストアではインストール済みアプリの情報や更新のあるアプリの情報などが表示されるようになった

 ただし、このあたりは時間が解決するだろう。現在のAnniversaryは、「Current Branch」(CB)という一般ユーザーへの配布が中心だ。CBでの配布は4カ月ほど行われ、順次アップグレードが行われる。

 一方で企業ユーザーなどは、設定をすれば「Current Branch for Business」(CBB)となる。アップグレードは最大12カ月先に延期できる(CBの4カ月+CBBでの8カ月。期間には厳密に決まっていない)。

 また、CBB向けの「Windows Update for Business」(WUB)を利用すれば、特定のクライアントをグループ(Ring)化して、順番にアップグレードを配布するといったコントロールができる。

Windows 10では「CB」「CBB」といった考え方で、時期をずらしてアップグレードできるようにしている
CBは4カ月先まで、CBBではさらに8カ月先までアップグレードを延期できる。CBBモデルの場合、Anniversaryのリリース後1年間はアップグレードを延期できるだろう。それ以上延期したい場合は、「ソフトウェア アシュアランス」(SA)を契約して「Windows 10 LTSB」を導入するしかない
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