NEC、iPadで顔を撮影するだけのクラウド勤怠管理システムを発表

顔認証技術を活用したクラウド勤怠管理システムにより、iPadの内蔵カメラで顔を撮影し、出退勤時刻を記録。なりすましの防止や、省スペースでのシステム導入も実現する。

» 2017年03月01日 17時45分 公開
[ITmedia]

 NECは2月28日、顔認証技術を活用して出退勤時刻を記録するクラウド勤怠管理システムを発売した。

 新システムは、NECの顔認証AIエンジン「NeoFace」を用いたクラウド顔認証基盤「NeoFace KAOATO」と、ヒューマンテクノロジーズのクラウド勤怠管理システム「KING OF TIME」のNEC向けブランド「勤革時(きんかくじ)」などを組み合わせたもの。

 顔認証技術を活用することで、専用アプリケーションをインストールしたiPadの内蔵カメラで顔を撮影するだけの簡単な操作で本人を認証し、出退勤時刻を記録できるうえ、なりすましによる不正行為を抑止できるという。

 別途、シフトが提供する二次元カラーバーコード「Chameleon Code(カメレオンコード)」を組み合わることで二要素認証にも対応し、より厳格な本人確認も可能だという。

 また、打刻専用機や勤務管理用のPCなどを用意する必要がなく、iPadのみで勤怠データをクラウド上に保存・管理できるため、設置場所を選ばず、省スペースでのシステム導入を実現するとしている。クラウドサービスのため、安価に勤怠管理システムを導入でき、バージョンアップ時も追加費用は不要で利用できる。

 価格(税別)は、基本料金が1IDにつき月額300円、顔認証打刻ライセンス費用が1台につき4万円から。提供開始時期は6月。NECでは、今後5年間で1万5000 IDの販売を目標としている。

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