アシスト、意思決定の自動化を可能にするプラットフォーム「AEDAN」を発表

アシストが、意思決定の自動化プラットフォーム「AEDAN(えいだん)」を発表。「企業のビジネスプロセスのデジタル化」と「人による判断の自動化」の実現をコンセプトに、企業のデジタルトランスフォーメーションを支援していく。

» 2017年03月16日 09時30分 公開
[ITmedia]

 アシストは3月15日、企業のビジネスプロセスのデジタル化と、人による判断(意思決定)の自動化を実現するディシジョン・オートメーション・プラットフォーム「AEDAN(えいだん) 〜Ashisuto Enterprise Decision AutomatioN〜」を発表した。

 AEDANは、意思決定の自動化に不可欠な「柔軟性」「分析能力」「検証能力」を兼ね備え、ディシジョン(判断・意思決定)という観点からデジタルトランスフォーメーションにアプローチするプラットフォーム。ディシジョン自動化エンジンとして、「Progress Corticon」を中核に据えているという。Progress Corticonは、同社が日本における総代理店として販売・サポートしているビジネスルール管理システム(BRMS)。

 AEDANでは、ディシジョンの可視化・自動化を推進するため、構成要素として「Decision Requirements Diagram(DRD):判断・意思決定の要因やプロセスの分解」「Decision Logic :判断・意思決定ルールの構築」「Predictive Analytics:判断・意思決定のための予測分析」の3つのフレームワークを採用。これらを活用することで、従来「人」に依存せざるをえなかった判断・意思決定業務を自動化することが可能になり、業務効率の向上や競争優位性の高上に貢献するとしている。

Photo 「AEDAN」のフレームワーク(アシスト 「AEDAN」サイトより)。

 同社によると、AEDANはあらゆる業種・業務に活用でき、さまざまなデータやシステムに連携させることで、ビジネスの付加価値を向上させることができるという。また、業務プロセスと連携させることで、属人化されている意思決定や判断の可視化・自動化を実現する。

 例えばIoTの分野では、自動収集した形式の異なるさまざまなデータを1カ所に集めるだけではなく、それらのデータを分析し、知見を導き出して、ビジネスや社会に活用していくことが重要とされる。AEDANは、アシストが提供する情報活用ソリューション「AEBIS(Ashisuto Enterprise BI Suite)」と組み合わせることで、IoTから収集したデータを溜め込み、整備・分析し、意思決定に役立てることが可能になる。

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