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» 2017年03月28日 10時20分 UPDATE

即席!3分で分かるITトレンド:コレ1枚で分かる「超高速開発ツール」

人的スキルに頼らず高速なシステム開発ができるといわれる「超高速開発ツール」。そのスピードをフルに生かすためにも、メリットや留意点を理解しておきましょう。

[斎藤昌義(ネットコマース株式会社),ITmedia]

この連載は

 カップめんを待つ間に、電車の待ち時間に、歯磨きしている間に“いまさら聞けない”ITトレンドが分かっちゃう! 今さら聞けないITの最新トレンドやビジネス戦略を、体系的に整理して分かりやすく解説する連載です。「この用語、案外、分かっているようで分かっていないかも」「IT用語を現場の社員にもっと分かりやすく説明できるようになりたい」――。情シスの皆さんのこんな課題を解決します。


 ハードウェア性能の劇的な向上やクラウドの普及に比べ、アプリケーション開発は、それに見合う生産性の向上を果たしてきたとはいえません。この課題を解決する手段として「超高速開発ツール」が注目されています。

 超高速開発ツールは、業務の手順や帳票の書式、画面のレイアウトなどを入力すれば、プログラムやデータベースを自動で生成してくれます。プログラミングのスキルがなくてもアプリケーションを開発ができるので、現場のアイデアをすぐに形にする、あるいはニーズの変化に即応して日々の継続的な改修や改善をすることが容易になります。また、業務手順を入力すれば自動でプログラミングされるので、業務プロセスが可視化され、プログラマーによる属人化も排除できます。

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 ただ、アプリケーション開発の全工程をカバーするものではありません。例えば、ビジネスゴールの設定や業務分析、さらにはユーザーを巻き込んで業務要件を明確にするための議論、品質管理を含めたプロジェクト管理、ユーザーの使い勝手や非機能要件への対応などはこれまでと変わりません。

 また、画面設計や操作性の自由度も下がります。一方で、概要設計・詳細設計・コーディング・テストなどの人手の掛かる工程は大幅に工数を減らすことができます。

 このような特徴から、新たなアプリケーションを開発する場合には、工数削減の効果は限定的ですが、一度作ったアプリケーションの保守・改修の生産性は大幅に向上することが期待できます。

 あらかじめ仕様が厳格に定められた大規模システムを納期通りに開発するといった用途となると、使い勝手が悪いかもしれません。一方で、小規模な変更が頻繁に求められる、あるいは要件を詰めながら開発も並行して進めなくてはならない場合には効果的で、アジャイル開発と組み合わせることで、さらにその真価を引き出すことができるでしょう。

 あるSIerでは、超高速開発ツールを受託開発に使ったことで、最新の開発環境に限界を感じているが、業務に精通し、ファシリテーション能力に秀でたシニアのエンジニアに、さらなる活躍の場を与えられたとのことでした。

Photo 【図解】コレ1枚で分かる「超高速開発ツール」

著者プロフィル:斎藤昌義

book 未来を味方にする技術

 日本IBMで営業として大手電気・電子製造業の顧客を担当。1995年に日本IBMを退職し、次代のITビジネス開発と人材育成を支援するネットコマースを設立。代表取締役に就任し、現在に至る。詳しいプロフィルはこちら。最新テクノロジーやビジネスの動向をまとめたプレゼンテーションデータをロイヤルティーフリーで提供する「ITビジネス・プレゼンテーション・ライブラリー/LiBRA」はこちら


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