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» 2017年03月29日 08時30分 UPDATE

みずほFGとみずほ銀行、日立のAI活用によるセールス力向上と業務効率化の実証実験を開始

みずほフィナンシャルグループ、みずほ銀行は、日立製作所の協創の下、AIを活用した営業部門のセールス力向上と企画部門の業務効率化に向けた実証実験を行う。業務プロセスを見直し、オペレーションの効率化と高度化による顧客価値創出の実現を目指す。

[ITmedia]

 みずほフィナンシャルグループ(みずほFG)、みずほ銀行、日立製作所の3社は3月28日、日立のAI(人工知能)「Hitachi AI Technology/H」を活用し、みずほ銀行の営業部門のセールス力向上と、企画部門の業務効率化に向けた実証実験を4月3日から開始すると発表した。

 実証実験は、営業部門と企画部門の2部門を対象として実施する。営業部門では、対象の営業店4店舗と営業部(155人)を対象に、PC操作時間、メール送受信回数、出退社時間、顧客への訪問回数といった行員の行動を表す履歴データと、若手とベテラン行員の比率、社内資格の取得数など組織の属性データ、日立の「名札型ウエアラブルセンサー」を着用して取得した行動データ(身体運動の特徴パターン)をHitachi AI Technology/Hで分析。

 これにより、売上額や新規契約獲得数といった、営業部門における主要業績指標(KPI)と相関性の強い要素を抽出する。この分析結果を活用し、営業部門のセールス力向上に向けた取り組みを検討するという。

 一方、企画部門では、業務効率を阻害する要因の発見や、業務改善策の有効性の検証などを行い、さらなる業務の効率化に向けた取り組みを検討するという。具体的には、1部署30人の行員を対象として、履歴データと行動データをHitachi AI Technology/Hで分析し、組織の生産性と相関の強い要素を抽出。

 また、あらかじめ検討した業務改善策を実践する場合としない場合のデータを比較することで、効果を検証する。

 今回の実証実験は、みずほが中期経営計画で掲げる「オペレーショナルエクセレンス(卓越した業務遂行力)」の追求・実現に向けた施策の一環として実施するもの。3社は、今回の実証実験に先駆け、2016年5月から9月にかけて、企画部門の約30人の行員を対象に、ウエアラブルセンサーを活用した予備実験を行い、業務改善策としてコミュニケーション方法の見直しなどを導き出している。今回の実証実験は、対象部門を拡大するとともに、さらに改善策の具体化を図るものと位置付けている。

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