Windows 10 Fall Creators Updateは、どんな“新体験”をもたらすのかMicrosoft Focus(1/4 ページ)

「Windows 10」の4回目のメジャーアップデートとなる「Fall Creators Update」で目玉となるのがMR(混合現実)機能の拡充。一般的なPCで体験できるMRの展開でMicrosoftが見据えるものとは。

» 2017年10月21日 10時00分 公開
[大河原克行ITmedia]

 日本マイクロソフトは、2017年10月17日午前2時から、「Windows 10」の最新アップデートである「Windows 10 Fall Creators Update」の提供を開始した。

 Windows 10のメジャーアップデートは今回で4回目。振り返れば、最初のアップデートとなった2015年11月12日配信の「Windows 10 November Update」では、Cortanaが日本語化され、2016年8月2日の「Anniversary Update」ではペン機能が強化された。2017年4月11日の「Creators Update」では3D機能やゲーミングエクスペリエンスの向上を行っている。

 今回のFall Creators Updateでは、3D機能とミックスドリアリティー(MR:複合現実)への対応を強化したという。

Photo 「Windows 10」のメジャーアップデートは4回目に

 同社では、Windows 10 Fall Creators Updateの位置付けを次のように説明している。

 「全てのユーザーの創造力を刺激することを目指して設計しており、写真と動画に3D効果を組み合わせたコンテンツを簡単に作れるようになった。ゲーム、セキュリティ、アクセシビリティーの機能強化も図られ、Windows Mixed Reality(Windows MR)による新しい没入感のある体験も実現している」

Photo 日本マイクロソフト 業務執行役員 Windows&デバイス本部長の三上智子氏

 日本マイクロソフトの業務執行役員でWindows&デバイス本部長を務める三上智子氏は、「前回のアップデートに続いて、Creatorsという名称を使っているが、これはクリエイティブな職種の人たちを対象にしたアップデートという意味ではない。これまでMicrosoftでは、『プロダクティビティ』という言葉を使ってWindowsの進化を表現することが多かったが、昨今のテクノロジーの進化にはAIが強く作用しており、これによってアイデアを生かしたクリエイティブな作業がますます増えることになる。『尽きることがないアイデアや、それによって実現するクリエイティビティーを支える』という意味を込めたのがCreators Update。プレゼンテーション資料のアイデアを考え、それを形にする機能を提供し、創造性を最大化し、感情も含めて寄り添うためのキーテクノロジーとして、Windows 10を提供する。クリエイティブを柱に、新たな体験を提供するところに、Fall Creators Updateの役割がある」とした。

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