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» 2018年05月29日 10時30分 公開

“AIカメラ”が万引きの兆候を検知する「AIガードマン」――NTT東日本らが全国展開

NTT東日本は、AIベンチャーのアースアイズと業務提携し、AIを活用した万引き防止サービス「AIガードマン」を開始する。AIを搭載したカメラが、万引きが疑われる不審な行動を自動で検知し、店員のスマホに通知。店員が“声がけ”することで万引きを防止する。

[金澤雅子,ITmedia]

 東日本電信電話(NTT東日本)とアースアイズは2018年5月28日、業務提携を発表した。同年6月下旬から、小売店舗向け万引き防止AIサービス「AIガードマン」の提供を開始する。

Photo 「AIガードマン」の概要

 AIガードマンは、店舗に設置するAI内蔵カメラ(AIカメラ)が、来店者の不審行動を自律的に検知し、クラウド(AIクラウド)経由で店員のスマートフォンに検知情報(検知場所、静止画など)を通知するサービス。通知を受けた店員が不審な行動をとる来店者に“声がけ”することで万引きを防ぐ。

 通常の防犯カメラでは、店員や警備スタッフが映像を確認する必要があるが、人間の代わりにAIガードマンが不審行動を監視することで、効率的な声がけが可能になる。

 AIが不審行動を検知するために使うパターンファイルは、アースアイズが保有する過去の膨大な消費者行動データを基に作成されており、AIクラウドで管理される。このパターンファイルを更新することで、新たな万引きの手口が出現した場合などにも対応できる。

 AIカメラと不審行動を検知するシステムは、アースアイズが開発。AIを活用した行動検知システムを手掛けるアースアイズは、これまでも店舗や施設向けに、万引きや内部不正の防止を目的とした不審行動の検知サービスを展開してきた。今回、NTT東日本と提携することで、全国展開する大手小売店への導入拡大に向け、販売網の拡大と保守運用までを含めたサービス展開を狙う。

 NTT東日本は、カメラ映像を保存するオンラインストレージの他、販売、施工、保守運用をワンストップで提供。店舗からの利用方法の問い合わせや検知感度の変更などの申し込みをサポートセンタで受け付ける。また、検知数や声がけの実施状況をまとめた定期レポートも提供する。効果を可視化することで、声がけの継続的な取り組みに活用できるとしている。

 AIガードマンの提供価格は、初期費用がAIカメラ1台当たり23万8000円(税別、以下同)で、設置位置の調査、設置・設定は実費。月額利用料は、AIクラウドが1ID当たり4000円(1台のカメラに1ID必要)、オンラインストレージが10GBで500円から。オンラインストレージは、複数のAIカメラで共有可能。導入に当たり、インターネット回線(フレッツ光以外でも可)とWi-Fi環境、AIカメラが検知した情報を受信する端末(iOS、Android対応)が必要となる。

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