波紋を広げるSCOの知的所有権問題
SCOによるソースコード著作権を巡るIBM訴訟問題は、ますます激化する一方だ。SCO、IBMを取り巻くNovell、SuSE、そしてMicrosoftと波紋は広がりを見せている。これまでの流れを復習してみよう。
新着記事


SCO Forum:マクブライド氏、対IBM訴訟と将来計画について語る
[海外記事] SCO Groupのダール・マクブライドCEO兼社長は、年次フォーラムの場でインタビューに応じた。「SCOの将来が法廷での勝利にかかっているわけではない」と同氏は言う。[2005/8/11 15:54]


どうする? SCO
[海外記事] 先ごろ公表されたLinuxとUNIXに関するSCOの社内メモの内容を考えるに、これらのメモは、Red Hatの訴訟に対するSCOの防護に大きな穴を開けることになるかもしれない。[2005/7/21 17:16]


SCO対IBM訴訟、審理は2007年に
[海外記事] SCOが証拠開示プロセスを長引かせようとしていることに、裁判所はいら立っているようだ。裁判所は2007年2月26日の陪審審理をずらすことを認めないだろう。[2005/7/7 10:06]


Novell対SCO、UNIX著作権めぐり法廷で対決
[海外記事] NovellとSCO、どちらがUNIXの著作権を持っているかをめぐり、Novellは判事に略式判決の申し立てを認めるよう求めた。[2005/5/27 09:51]


SCOをめぐる「もう1つの訴訟」が和解
[海外記事] SCOの取締役会長は自分を解雇したCanopyを提訴していたが和解した。[2005/3/15 09:18]


SCOの証拠は全く不十分――判事が断定
[海外記事] IBMとSCO Groupの間で争われている著作権侵害訴訟で、連邦地裁のデール・キンブル判事は、SCOの申し立てを退けた。長期にわたる両社の紛争の終局を予感させる判断だと言えそうだ。[2005/2/14 22:20]


UNIX訴訟の合意内容が明らかに――SCO、苦境に
[海外記事] 「Groklaw.net」というWebサイトに、SCOのLinuxに対する主張の根拠を危うくする文書が公表された。[2004/12/3 11:42]


SCOサイトを何者かが改ざん
[海外記事] SCO Groupのウェブサイトに対する、悪質なハッカーの最新の攻撃が米国時間29日にあり、ホームページが改ざんされるという事件が起こった。[2004/11/30 10:15]


バルマー氏の「Linuxは特許侵害」発言に“曲解”の指摘
[海外記事] アジア各国政府に対し「ソフトの選択に当たっては中立であれ」と説得するMicrosoftのCEO。だが、「Linuxが228件の特許を侵害している」という発言は物議を醸している。[2004/11/19 20:53]


著作権訴訟に新展開、SCOとIBMが新たな証拠を開示へ
[海外記事] SCOの幹部によれば、米連邦地裁のブルック・ウェルズ判事はSCO GroupとIBMの著作権訴訟に関し、新たな情報を提供するよう要求したという。[2004/10/21 20:45]


オープンソースは「西部開拓時代」――SCOのマクブライドCEO
[海外記事] SCOのマクブライドCEOは、オープンソース支持者とプロプライエタリな企業の現状を「西部開拓時代」にたとえ、自身を「知的財産保護のために戦う闘士」と位置付けた。(IDG)[2004/10/13 10:12]


時間稼ぎを目論むSCO
[海外記事] 略式判決を求めるIBMに対し、SCOは証拠開示の終了まで判決を下さないよう求めている。IBMにもっと証拠を提出させるまで時間を稼ぐ考えだ。[2004/9/14 15:03]


赤字続くSCO、Linux訴訟費用に上限
[海外記事] SCO Groupが、Linuxをめぐる訴訟に関わる費用が「最高潮」に達したことを明らかに。同社はこれを受けて、法律事務所と訴訟費用の上限を3100万ドルに定める契約を結んだ。(IDG)[2004/9/1 17:29]


投資会社BayStar、SCOを提訴へ
[海外記事] 両社の対立の原因はSCOの株式買い戻し計画にあるが、論争の内容は明らかではない。BayStarは、SCOの最近の発表と過去の発言に食い違いがあると考えているようだ。[2004/7/26 11:45]


SCO、「IBMは訴訟の本質を歪曲」と批判
[海外記事] SCO Groupは7月8日、ユタ州の連邦地裁判事は、IBMを相手取った数十億ドル規模の訴訟を却下する略式判決を下すべきでない理由を説明した意見書を提出した。意見書の中では、IBMがSCOの訴訟の本質を歪曲していると主張、略式判決は時期尚早だとしている。(IDG)[2004/7/12 17:19]


疑念払拭へ、Linuxの開発プロセス変更
[海外記事] OSDLは、Linuxカーネルにどの開発者がどんな貢献をしたかの記録となる「Developer's Certificate of Origin」(DCO)を導入すると発表。SCOがLinux攻撃を展開する中、「オリジナルのLinuxコードにまつわる疑念払拭に向けた役割を果たすものだ」という。[2004/5/25 08:27]


フリーソフトウェアファウンデーション、SCOの情報公開請求に「ノー」
[海外記事] FSFは、SCO GroupがIBMに対する訴訟で求めている、FSFが持つ資料の公開請求に応じない意向だ。[2004/5/21 12:27]

Interview:
「すべてのLinuxユーザーが保護を必要としているわけではない」とペレンス氏
[海外記事] SCOとLinuxコミュニティーの紛争、オープンソースの行く末……つい先日、Linux保険を発表したOpen Source Risk Management(OSRM)の取締役会の役員にも指名されたブルース・ペレンス氏が語った。[2004/5/10 21:06]


SCOへ出資していたカナダの銀行が株式の一部を譲渡
[海外記事] The Royal Bank of Canadaは、保有していたSCO Group株の3分の2をBayStar Capitalに売却した。BayStar CapitalはSCOに戦略変換を求めている。[2004/5/10 13:26]


カナダ大手銀行、SCOへの投資から後退
[海外記事] カナダの大手銀行Royal Bank of Canadaは、保有していたSCOのSeries A-1優先株を普通株式に転換するか売却するとSCOに通告。この変更により、転換後の普通株以外、SCOに対する株式持ち分はなくなり、SCO Series A-1株を保有するのはBayStar Capitalのみとなる。[2004/5/8 11:16]


米小売業協会、「SCOの脅しに論拠なし」と声明
[海外記事] 米小売業協会(NRF)は5月5日、Linuxの使用をめぐってSCO Groupが起こしている知的財産権訴訟は「論拠を欠いている」とする声明を発表した。[2004/5/6 08:48]


DaimlerChrysler、SCO訴訟で反論提出
[海外記事] 米SCO GroupからUNIXライセンス契約に準拠していることを示す「準拠確認」の要請に応じなかったとして提訴されているDaimlerChryslerは、そのような証明を提出する義務はないにもかかわらず、実際にはそうした書簡をSCOに提供したと主張。[2004/4/30 09:37]


SCOに思わぬ敵 資金返却を求めるVCの狙いは「経営陣の交代」
[海外記事] SCO Groupに、投資した2000万ドルを返却するよう求めている投資グループの狙いは、経営陣の交代やUnix製品事業からの撤退など、大きな変化を起こさせようとする試みであることが明らかになった。[2004/4/23 19:27]


ついに出たLinux保険
[海外記事] ニューヨークに本社を置く新興企業のOpen Source Risk Management(OSRM)が、SCOによる訴訟からLinuxユーザーを保護することを目的とした保険プログラムを発表した。[2004/4/22 20:16]


レッドハット、対SCO訴訟で審議再開を要求
[海外記事] Red Hatは、SCO Groupを相手取って起こした訴訟に関し、審議の保留を決定したデラウェア州連邦地裁判事に対して、この決定を覆すよう要求した。[2004/4/21 22:14]


SCO、資金提供者から2000万ドルの返却要求――対Linux訴訟への影響は?
[海外記事] SCO Groupに2000万ドルを投資している米の投資会社BayStar Capitalが、SCOに対してこの資金を返却するよう求めている。BayStarはSCOがUnixの著作権に関連してLinux陣営に対して起こしている訴訟を問題視している。[2004/4/19 18:17]


SCOに出資のBayStarが償還要求
[海外記事] BayStarは、今年2月5日付でSCO、BayStar、Royal Bank of Canadaが交わした交換協定の条項にSCOが違反したと主張。しかしSCOの交換協定違反に関する具体的説明がなく、SCOはBayStarに対し具体的情報の提示を求めているところだとしている。[2004/4/17 09:43]


Red Hat対SCOの訴訟が「保留」に
[海外記事] 米Red HatがSCO Groupを相手取って起こした訴訟で米連邦地裁は4月6日、審理を保留とする決定を下した。しかし同時に、SCOから出されていた訴訟却下の申し立ても退けた。[2004/4/8 08:35]


Sun、「Javaオープンソース化の可能性は残っている」
[海外記事] Sun幹部は、Javaのオープンソース化には複雑な互換性の問題が伴うが、互換性やブランド、ライセンス管理などの問題が解決できれば、同社はオープンソース化には賛成だと話した。(IDG)[2004/4/1 18:48]


NovellがIBMおよびHPと提携強化
[海外記事] 米IBMはLinux大手となったNovellに対し、約束通り5000万ドルを出資、両社の技術提携を強化した。一方、Hewlett-PackardもデスクトップPC事業の推進に向けてNovellとの提携を拡大する。[2004/3/25 21:24]


ダール、君には悪いが――Novell幹部らが語るオープンソースの「価値」
[海外記事] Novellのクリス・ストーン副社長がサンフランシスコで開催のOpen Source Business Conferenceで基調講演。[2004/3/17 19:03]


SCO問題に対応した「オープンソース保険」発売へ
[海外記事] サンフランシスコで開幕のOpen Source Business Conferenceで、ニューヨークの新興企業OSRMが正式デビューし、オープンソース訴訟保険を含む一連のビジネスサービスを発表する。[2004/3/16 19:39]


SCOの標的となったユーザー企業は、DaimlerChryslerとAutoZone
[海外記事] SCO訴訟の最初のターゲットである2社には、「大物」の名前も挙がった。巨大自動車メーカー、DaimlerChryslerである。(IDG)[2004/3/4 08:56]


SCOのLinuxユーザー訴訟、最初の標的は自動車部品チェーンのAutoZone
[海外記事] SCOが提訴を決めたLinuxユーザー企業の名前が明らかになった。メンフィスに本社を置く自動車部品チェーン、AutoZoneが最初の「犠牲者」だ。(IDG)[2004/3/4 08:50]


ハーバードはSCOに冷たかった
[海外記事] 名門大学を集める米マサチューセッツ州は今、ペイトリオッツの優勝に沸いているが、そんな中を、SCOのマクブライドCEOとソンタグ上級副社長が乗り込んだ。聴衆のほとんどはLinux支持者。[2004/2/5 16:17]


MyDoomウイルスでSCOはサイトを移動、次の攻撃に備えるMicrosoft
[海外記事] 猛烈な勢いで感染を広めたMyDoomウイルスが仕掛けた攻撃により、SCOのサイトはアクセス不能な状況に陥り、サイトの移転を余儀なくされた。一方、同じくMyDoomのターゲットとされたMicrosoftは次なる攻撃に備え、警戒を呼びかけている。[2004/2/3 15:04]


SCO、MyDoom対抗の代替サイト開設
[国内記事] SCOの代替サイト「www.thescogroup.com」では、www.sco.com訪問時と同様のアクセス環境とリソースを提供しているという。[2004/2/3 11:29]


SCO、「MyDoom」作者に25万ドルの懸賞金
[海外記事] SCOは、「MyDoom」ウイルスの作者逮捕につながる情報に総額25万ドルの懸賞金を提供すると発表した。[2004/1/28 09:16]


SCOから連邦議員に宛てた535通の手紙:「北朝鮮はLinuxのせいでスパコンを手に入れる」
[海外記事] SCOの次なるターゲットは、連邦議会だった。連邦議員535人に対し、Linuxとオープンソースが米国の国益と安全に反するものだという手紙をCEOのダール・マクブライド名義で送りつけていたことが判明した。[2004/1/23 21:45]


「SCO対策のユーザー免責保証は不要」、IBMが明言
[海外記事] Linux陣営各社がユーザーの免責保証に踏み切る中、IBMは「不要」の立場を貫いている。その根拠は?[2004/1/22 12:20]


SCOが欧州企業にLinux使用料を請求
[海外記事] SCO Groupは先週、Linuxを使用している欧州各国の中小企業および大企業をターゲットとしたライセンスプランを発表した。[2004/1/19 21:08]


SCOの「Linux使用ライセンス」販売、日本も対象へ
[海外記事] SCOの「Linux税」が、米国の大企業だけではなく、中小企業、米国以外の企業にも適用範囲を広げる。今月中に日本企業も対象になる予定だ。[2004/1/15 16:49]


SCOがLinux訴訟で新たなコードを提出へ
[海外記事] SCOは、IBMとの著作権裁判において、IBMが侵害したというLinuxコードを提出する方針。提出されるコードはIBMだけが閲覧可能という。[2004/1/13 15:45]


SCO、Linuxの著作権問題で新たな通知を送付
[海外記事] SCOはFortune 1000企業に対して、「Linuxにおける著作権侵害の新たな証拠」とともに、LinuxシステムにSCOのコードを使用していないことを証明するよう求める書簡を送付した。[2003/12/25 13:47]


GPLはヒッピーの夢想の産物ではない
[海外記事] 「Linux支持者らの動きは著作権法に違反するものだ」としたダール・マクブライド氏の公開書簡に対し、リーナス・トーバルズ氏が反論を寄せた。[2003/12/10 01:19]


「GPLは成功しない」とSCOのマクブライドCEO
[海外記事] ラスベガスで先週開催された「cdXpo」のキーノートを前にしたSCOのマクブライドCEOに、UNIXコードの著作権をめぐる問題について、Internet.comがインタビューした。[2003/12/3 23:05]


「LinuxをめぐるSCOの主張は事実無根」と法律家が批判
[海外記事] OSDLが、オープンソースOSに対するSCOの法的主張を批判する論文「SCO: Without Fear and Without Research」を公開した。執筆者はFSFの総合顧問を務めるエベン・モグレン氏だ。[2003/11/25 20:20]


SCO、「IBMにGPL行使の権利なし」と主張
[海外記事] SCOは、GPLベースの訴訟を起こせる法的資格を持った組織はFSFのみであり、IBMにその権利はないと主張。またGPLは合衆国憲法違反だとしている。だがFSFの弁護士や知財弁護士は、SCOの論理に反論している。[2003/10/28 19:49]


SCOの「Linux税」ライセンスを購入できるのは大企業だけ?
[海外記事] Linuxユーザーにライセンスを売りつけるSCOの「Linux税」戦略で新たな事実が判明した。少なくとも現時点でのライセンス販売対象は、フォーチュン1000に掲載されている企業のみだとSCOが明らかにした。[2003/10/23 19:50]


SGIがLinuxとUNIXのソースコードを比較
[海外記事] 米SGIは、これまで行われていなかった、Linuxカーネル2.4.21とSCOが著作権を持つUNIX System Vリリース4.1ソースコードの徹底的な比較を実施した。そしてその結果をLinuxコミュニティーへ公開書簡として公開した。[2003/10/7 15:51]

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