スワップパーティションは何Mバイト確保すればよいのか

　Linuxをインストールする際，システムファイルがインストールされるアクティブパーティション以外にも，スワップパーティションが必須だ。一般的には，このスワップパーティション領域をメモリの倍のサイズ確保するのが定説とされてきた。

　しかし，128Mバイト以上のメモリを搭載するマシンが多くなった現在，200Mバイト以上のスワップ容量は必要ないと考えるのが自然だ（データベースなどの多大なメモリ容量を必要とする用途では，例外かもしれない）。128Mバイト程度のメモリを搭載しているのであれば，パーティション容量は50Mバイト程度でも問題ないだろう。ただし，2002年12月現在、Red Hat Linux 8.0では256MB以上のスワップファイルを作成するよう，インストール時点で要求される。

　また，パーティションのサイズは1パーティションで127Mバイトまでしか認識しないため（ただしカーネル2.2.x以降ではこの制限が無くなっている），これ以上の容量を確保する場合は，2つ以上のパーティションに分ける必要がある。すでにインストールを終えている場合には，新たにパーティションを仕切り直す必要なく「いますぐスワップ容量を増やしたい」Tipsの手段で確保することが可能だ。