Linuxの標準インストール設定では,専用のブートローダー「LILO」がインストールされる。
LILOを使うことで,例えば/dev/hda1 (最初のプライマリパーテーション)にWindowsがインストールされていても,/dev/hda2(2番目のパーティション)にLinuxをインストールして起動させることが可能だ。
ただし,LILOは8.4Gバイト以内のパーティションにインストールすることが望ましい。LIの表示で止まるのは,このような原因などが考えられる。また,起動時に現れるLILOの表示には,1文字ごとの表示に意味があり,次のようになっている。
文字列
|
起動状態 |
L
|
ブートローダーの読み込み |
I
|
セカンダリのブートローダー読み込み |
L
|
起動成功 |
O
|
マルチブート用の定義ファイルを読みこんでブート準備完了 |
上記の例のように,LILOの動作不具合によってWindowsが起動しなくなってしまった場合,取りあえず復旧するには次のようにfdiskコマンドを使えばよい。
> fdisk /mbr |
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