Tips記事
» 2000年09月27日 00時00分 UPDATE

「X-Cron-Env:」の文字列が含まれたroot宛のメールが届く

[木田佳克，ITmedia]

　自動的にイベント実行ができるcronを利用していると，毎実行ごとにrootメールが届くことがある。

　次の例は，mirrorコマンドの実行結果が書き出されたログだが，特に無視をしたい情報であればイベント実行のたびに受け取らないようにしよう。

Message 27:
From root Wed Sep 27 xx:xx:xx 2000
Date: Wed, 27 Sep 2000 xx:xx:xx +0900
From: root@localhost.localdomain (Cron Daemon)
To: root@localhost.localdomain
Subject: Cron /usr/sbin/mirror -d /etc/mirror.config
X-Cron-Env:
X-Cron-Env:
X-Cron-Env:
X-Cron-Env:

　cronついての設定ファイルcrontab.confを見てみよう。イベントログはroot宛に送られるようになっている（MAILTO=行）。この行頭に「#」を付けてコメントにするのが方法の1つだ。

例1■メール通知を無効にしてしまう
$ cat /etc/crontab.conf
SHELL=/bin/bash
PATH=/sbin:/bin:/usr/sbin:/usr/bin
MAILTO=root
HOME=/

　もう1つは，cronの書式の中で処理する方法だ。次のように指定して，メッセージをnullデバイスへ出力すればよい。

例2■cronの書式で解決する
0 * * * * [コマンド] > /dev/null 2>&1

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ