Tips記事
» 2000年10月11日 00時00分 UPDATE

telnetログイン時のLinuxバージョン表示を隠す

[木田佳克,ITmedia]

 インターネットサーバのセキュリティホールというのは,設定による不備も大きな要因だが,サーバソフトなどのバージョンにも関わっている。セキュリティホールがネット上報告されたのに,アップデートを行っていないと自らのホールをさらけ出しているようなものだ。

 そこで,基本的なLinuxのカーネルバージョンを隠すための設定を紹介しよう。telnetで接続する際,一般的には次のようなメッセージが表示されるだろう。

Red Hat Linux release 6.1J (Cartman)
Kernel 2.2.16-3 on an i586
login:

 上記のメッセージは自由に書き換えることが可能だ。次のようにviエディタなどで編集すればよい。

# vi /etc/issue.net
Black Hat Linux release 2000 (zdman)
Kernel 2001 on an i586

 また,このファイル(/etc/issue.net)は,再起動するたびに/etc/rc.d/rc.local内で書き換えられるように設定されている。再起動後も有効にしたい場合には,該当する行をコメントアウトしておこう。

# vi /etc/rc.d/rc.local
cp -f /etc/issue /etc/issue.net
       ↓
#cp -f /etc/issue /etc/issue.net

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ