次のような2つの方法がある。
1. フロッピーディスクをマウントする方法
まず最初にファイルシステムとしてマウントする方法を紹介しよう。準備として次のようにマウントディレクトリを作成しておこう。
$ mkdir /mount/dosfd |
次に,ファイルフォーマットによってマウント方法が異なるのでそれぞれのオプションを付加しよう。マウントした後は,「ls /mount/dosfd」などと指定してファイルが見えることを確認すればよい。
・MS-DOSで作成されている場合のオプション
mount -t msdos /dev/fd0 /mount/dosfd ※-t msdosオプションは,ファイル名が8.3限定になる |
・Windows9xで作成されている場合のオプション
mount -t vfat /dev/fd0 /mount/dosfd ※-t vfatオプションはロングファイル名をサポートする |
フロッピーディスクを抜く場合には,事前に「umount /mount/dosfd」を実行しよう。
2. マウント操作をせずmtoolsを使う方法
mtoolsコマンドを利用すると,いちいちマウントをせずにファイルコピーなどができるようになる。代表的なものは次の通りだ。
mcopy | ファイルのコピー |
mdel | ファイルの削除 |
mcd | ディレクトリの移動 |
mdir | ファイルやディレクトリ一覧 |
mformat | フォーマットをする |
mlabel | フロッピーのボリュームラベルを付ける |
mmd | ディレクトリの作成 |
mmove | ファイルを移動する |
mrd | ディレクトリの削除 |
mren | ファイル名を変更する |
mtype | テキストファイルの内容を表示する |
mattrib | ファイルの属性を変更する |
mbadblocks | フロッピーをチェックして不良ブロックにマークする |
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