1台のマシン上でLinuxとWindowsをデュアルブートしている場合,Linuxの起動後にWindows上で使用しているファイルを参照したいことがある。このような時には,Linux上からWindowsのパーティションをマウントさせてしまえばよい。
ここでは,マウントの方法を紹介すると共に,マウント後に日本語ファイル名が化けたりしないようパラメータ設定を行う手順にも触れる。
1. まず最初に次の項目(機能)がサポートされていることを確認しよう
[Filesystems] DOS FAT fs support MSDOS fs support UMSDOS VFAT (Windows-95) fs support [Native Language Support] Codepage 932 (Shift-JIS) ※ここでは,カーネル2.2.18の場合を例に挙げている。 |
# mkdir /mnt/dos ※ ここでは,例として/mnt/dosを作成した。ディレクトリ名は任意で構わない。 |
/dev/hda2 /mnt/dos vfat noauto,user,rw,codepage=932,iocharset=euc-jp 0 0 ※ここでは,/dev/hda2がWindowsパーティションとして設定している例だ。コードページやキャラクターセットを指定しておくことで日本語ファイル名が正常に表示できる。 |
4. ターミナル(ktermなど)上からマウント状態を確認してみよう
# mount /mnt/dos # ls /mnt/dos |
さらに次のようなテクニックを覚えておけば使いやすくなるだろう。
・半角カタカナのファイル名はlsコマンドに以下のオプションを指定すればよい
# ls --show-control-chars /mnt/dos |
・aliasに定義しておけば上記のパラメータを毎回入力する必要がなくなる
# alias ls='ls -aF --show-control-chars --color=auto' |
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