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» 2001年10月03日 00時00分 UPDATE

manが日本語表示されない

[木田佳克,ITmedia]

 コマンドや設定ファイル名は知っているけれどパラメータなどが分からない場合,次のようにmanコマンドで調べる習慣を身につけておくとよい。意外と多くの文書が用意されていることに気づくだろう(ここでの例はdfコマンド)。

$ man df

DF(1L)                          DF(1L)

名前     df - 空きディスク領域を集計する。

書式
    df [-aikPv] [-t fstype] [-x fstype] [--all] [--inodes]
    [--type=fstype] [--exclude-type=fstype]  [--kilobytes]
    [--portability] [--print-type] [--help] [--version] [file-name...]

......... 略 ........

: ←viと同じ操作をする。終了したい場合には「q」を入力すればよい

 しかし,Red Hat Linux 6.2などのディストリビューションによっては次のように日本語表示されないことがある。その場合には,環境変数を定義すればよい。

$ man df

DF(1)             FSF             DF(1)

NAME
    df - report filesystem disk space usage

SYNOPSIS
    df [OPTION]... [FILE]...

......... 以下略 ..........

 次のように指定すると,この環境では日本語モードになっていないことが分かる。

$ env | grep LANG
LANG=en_US

 そこで次のように/usr/man/以下を参照し,日本語用のディレクトリがあることを確認する。その後環境変数をexportで指定すればよい。

$ ls /usr/man
ja_JP.ujis man2 man4 man6 man8 manl whatis
man1 man3 man5 man7 man9 mann

$ export LANG=ja_JP.ujis

 なお,この設定は現在のログインのみに有効な指定になる。次回以降のログイン時も継続させたい場合には「LANG変数はどこに設定すればよいのか?」Tipsを参考にしてほしい。

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