コマンドや設定ファイル名は知っているけれどパラメータなどが分からない場合,次のようにmanコマンドで調べる習慣を身につけておくとよい。意外と多くの文書が用意されていることに気づくだろう(ここでの例はdfコマンド)。
$ man df DF(1L) DF(1L) 名前 df - 空きディスク領域を集計する。 書式 df [-aikPv] [-t fstype] [-x fstype] [--all] [--inodes] [--type=fstype] [--exclude-type=fstype] [--kilobytes] [--portability] [--print-type] [--help] [--version] [file-name...] ......... 略 ........ : ←viと同じ操作をする。終了したい場合には「q」を入力すればよい |
しかし,Red Hat Linux 6.2などのディストリビューションによっては次のように日本語表示されないことがある。その場合には,環境変数を定義すればよい。
$ man df DF(1) FSF DF(1) NAME df - report filesystem disk space usage SYNOPSIS df [OPTION]... [FILE]... ......... 以下略 .......... |
次のように指定すると,この環境では日本語モードになっていないことが分かる。
$ env | grep LANG LANG=en_US |
そこで次のように/usr/man/以下を参照し,日本語用のディレクトリがあることを確認する。その後環境変数をexportで指定すればよい。
$ ls /usr/man ja_JP.ujis man2 man4 man6 man8 manl whatis man1 man3 man5 man7 man9 mann $ export LANG=ja_JP.ujis |
なお,この設定は現在のログインのみに有効な指定になる。次回以降のログイン時も継続させたい場合には「LANG変数はどこに設定すればよいのか?」Tipsを参考にしてほしい。
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