ディスクアクセスを減らしたい〜究極的なnullデバイスへの放棄〜

　「ディスクアクセスを減らしたい〜update(bdflush)編〜」Tipsなどの試みは，ハードディスクの性能と駆け引きなどを行う場合，負荷軽減からも切実な問題だろう。

　実行するには十分に考えなければならないものの，必要が無いと判断できるログファイルを放棄するのも根本からの解決になる。もちろん，Apacheなどのデーモンではログフォーマット形式を制御することが可能だ。しかし，制限するのが困難なログインログなどは，難しいものの1つだろう（これは例えであり，ログイン履歴を放棄するのはおすすめできない）。

　ほとんどの場合，デーモンやプログラム自体の設定変更で制御するのに対し，ここで紹介する方法は根本的にログを記録させないようにしてしまう方法だ。すべての書き込み内容をnullデバイスへ送ってしまうことで，いっさいの書き込みが放棄される。

　ただし注意しなければならないのは，この設定を忘れてはならないことだ。デーモンやプログラム上の設定上ではログ書き出しを行うようになっているため，忘れてしまうと原因究明に苦労してしまうからだ。