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» 2001年12月19日 00時00分 UPDATE

ハードリンクでファイル削除ミスに備えよう

[木田佳克,ITmedia]

 実体ファイルのエイリアスを作成するシンボリックリンクは,さまざまな場で利用される利用頻度の多いものの1つだ。同じくlnコマンドであっても,シンボリックリンク指定の「-s」を付加させないと,ハードリンクになる(後述,関連Tips参照)。

 このハードリンクは,リンクファイルを作成するごとにカウントが増え,0になると実体ファイルも削除されるという特徴がある。たとえば次のように指定しておけば,万が一「/etc/fstab」を削除してしまっても「/etc/bak」(すでにバックアップディレクトリとして作成していることを前提)には最新ファイルが残されている。ただし,ディレクトリはハードリンクできないため,例のようにファイル単位で指定する必要がある。

# mkdir /etc/bak
# ln /etc/fstab /etc/bak/fstab

# rm /etc/fstab  ←試しに削除をしてみる
rm: `/etc/fstab' を削除しますか(yes/no)? y
# ls /etc/bak/
fstab  ←リンクファイルには影響していない

・関連Tips
ボタン ハードリンクってなに?

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